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暑い『クリスマス通り』。

■Aeonベトナム絶好調。
・最近のベトナムNEWS(2023年10月31日付)、「23年上半期(3月~8月)、Aeonベトナム事業の営業収益は前年同期比+20.7%増71.6億円、営業利益+36.6%増19.9億円で海外市場唯一の増収増益となる」。
・「中国事業は営業利益▲5.9%減で41.9億円、カンボジアは▲70.6%減で1.8億円、インドネシアは▲1.4億円の赤字」となった。
・同期の連結業績は、営業収益が前年同期比+8.6%増2108億円、営業利益+7.0%増244億円と増収増益。

■ベトナムのモダントレード
・現在、ベトナム全土に6店舗『イオンモール』が展開され、今後20店舗まで拡大させる計画。
・25年4月には中部エリアで初出店となるベトナム7号店『イオンモール・フエ』がオープン予定。
・上述の数字からベトナム人はトラディッショナルトレード(パパママショップ/小規模個人商店、市場)を引続き利用しつつ、モダントレード(GMS=General Merchandise Store/総合スーパー、食品スーパー、コンビニ、モール)を徐々に生活に取り入れている事が窺える。
・パパママショップとは、モダントレードで売れている商品を仕入れて低価格で地域の人々へ販売する小規模個人商店となり、全国にその数130万店舗とも、220万店舗とも言われている。イメージとして日本のコンビニ店舗数が23年1月時点で5万7000店とすれば、ベトナムのパパママショップの店舗数はベトナム全土無数に点在していると言っても良いだろう。

■ベトナムのトラディッショナルトレード。
・何故パパママショップがベトナムにこれ程迄多くあるのか、その理由はバイク文化と関係している。ベトナム人は自宅近くにある市場へ毎朝買出しに行き、市場で買えないモノは近所や自宅と会社の動線上もしくはその界隈のパパママショップを目指し、子供服はあのお店、玩具はこのお店等とバイクでササっと買物を済ませているのだ。
・ベトナムを歩いていると様々なパパママショップを見つけられ、玩具だけを販売している『玩具通り』があり、靴だけを販売する『靴屋通り』があったり、同じものを販売する店舗が軒を連ねており消費者には大変便利なのだ。
・私は季節の折々に『装飾品通り』を歩くのが好きだ。例えば先日のハローウィンの時期であれば、この通りはカボチャの御面、マント、とハローウィンカラーで彩られ、サンタやトナカイ、煌めく電飾はクリスマスの一ヶ月くらい前から軒先に飾られるのでクリスマスを少し先取りしたようで嬉しくなるし、特に買いたいものはないのだが歩くだけで何だか幸せな気持ちになれるのだ。しかし、ここは東南アジア、私は汗だくで『クリスマス通り』を楽しむのである。

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