先日付け替えた引き戸がスムーズすぎて、猫さん達が引き戸を開けるようになりました。

こんにちは。
彩夏です。

私が小学校5年生の時、三男である弟ミツオが誕生した。

その頃、私は思春期の入り口。
学校で性教育の授業も受けていたけれど、性というものに対して、まだまだ鈍感だった。

母から
「弟が妹がお腹にいる。彩夏ちゃん、3人のお姉ちゃんになるんやで」
そう告げられた時、両親に対して嫌悪感を覚えてしまった。

思春期にありがちな、父に対しての嫌悪感はその少し前から始まっていたが、その日から更に加速したように思う。それまではトイレやお風呂の鍵をかけるような事はしなかったのに、鍵をかけるようになった。

あの頃を振り返ると、母はつわりだったんだろうか。具合の悪い日も多く、私達姉弟が騒ぐことにイライラする日も多かったような記憶がある。

私も私で反抗期。
そんな母にイライラしていたように思う。

でも、日に日に大きくなる母のお腹。
胎動が始まり、ミツオが元気いっぱい、母のお腹の中で動くのを手や頬をあて感じているうちに、嫌悪感というものは薄れていった。

母のお腹に赤ちゃんがいるという不思議。
学校の性教育ではわからない命の大切さ。
両親から性について一度も話してもらったことはないけど、自分なりに色々考えていたように思う。

無事ミツオが誕生し、初めて対面した日。
私の「ミツオが可愛い」という感情と、母性が爆発した。

11歳という年齢もあったのだろうと思う。
思春期や反抗期。
「性」というものに耳年増だった私は、ミツオの誕生が恥ずかしいことだと、親に対して反抗心もあったし、同級生にもなんだか知られたくなくて、ずっと隠していた。

でも産まれてから毎日毎日元気に泣いているミツオを見ていると、命の誕生に恥ずかしいことなんて一つもないと、小学生ながらに思った。

私達の時代。
学校の授業で学んだ「性教育」は、ただの学習。

その日から私は母に、授業参観も、運動会も。
ミツオの存在を隠すどころか、学校のありとあらゆる行事に連れてきて欲しいとお願いした。

同級生たちの
「ミツオくん、めっちゃ可愛い～～～」
その称賛が欲しくて。

ほんま、可愛かったんよね。
自慢したかってん。

今はただのおっさんになってるけど。

《笑っていい解？！》

次回は
１１/１３（月）夜１０時１５分から

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画像は黒猫Ｔ郎(　クロネコタロウ　)さんからお借りしました

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