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絆創膏と写真撮影

こんにちは。


私の娘は高校3年生です。
卒業式は2月上旬。
中高一貫校ですが、例年なら中学部の卒業式があるところ、流行り病の影響で、中学部の卒業式は中止になりました。


それから約2年半。
高等部になってからも、楽しみにしていた学校行事はほぼ中止。
修学旅行も海外から淡路島・中国地方へと変更になりました。


本来なら一番楽しいはずの高校時代。
叶わないことがたくさんあったと思います。


国からの制限なんてなく、自由に楽しく過ごした自分の学生時代の思い出と、娘の高校時代を照らし合わせて比較し「可哀想」という言葉をつい使いがちになりますが。


子供たちは実に逞しく、こんな時代でもそれに順応して成長しています。
私たち大人なんかより、今の子供たちはよっぽど強いんじゃないだろうか…
そんな風に思うこともあります。


受験もあり、これから大変な時期に突入していくとは思うのですが。
残りの高校生活を少しでも楽しく、たくさん思い出を作って欲しい。


そう願う私です。


ところで。


一昨日の夜。
私がお風呂に入っていると娘がいきなりドアを開けました。


「寒いから早くドア閉め・・・」
そんな私の言葉を遮り娘は


「これ!!顔ちょっとでも小さく見える???」


そう言います。


そもそも娘は別に顔デカくないんです。
最近の子供って顔小さくないですか?
顔をいうか頭…


夏休み、短期留学でカナダに行っている間に激痩せし、娘は帰国したのですが。
確かにその頃に比べると、顔も体も横に広がった気はしますが、別にどうってことないと思うんです。


なにやら、卒業アルバム掲載写真の撮影があるらしく。


少しでも顔が小さく写りたい娘。
セロテープを貼っていました。
顔に。


「いや。セロテープ光ってバレて・・・」


言葉半分にドアを閉められ、数分後またドアを開ける娘。
今度は絆創膏に変わっていました。


「まぁ、さっきよりはマ・・・」


最後まで話を聞かず風呂のドアを閉め、慌てて2階の自分の部屋に駆け上がる音が聞こえてきました。


お風呂から出ると洗面台には、おびただしい数の絆創膏の残骸が。


おい。
JKよ。
まず絆創膏に謝れ。


昨日も学校でいかにバレずに絆創膏を使って顔を小さく見せることができるか、友人と練習したという彼女。
今日は撮影日です。
写真の仕上がりが非常に気になる私です。


今日もお読み頂きありがとうございました。

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