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「EXPO2025」に参加!コオロギSDGsプロジェクト@多古町

以前よりここで報告してきました、千葉県多古町でのコオロギを軸としたSDGsプロジェクト
先日、2025年の関西・大阪万博「共創チャレンジ」への登録、公開がされました!

こちらは、多古町において産官学連携で、SDGsを総合的に学習できる施設「Chu’s Field」を創るプロジェクト
2023年度はその第一歩として、地元・千葉県立多古高等学校の生徒たちと一緒にそのカリキュラム作りをする活動を行いました。
その活動を広く世界に向けて発信し、かつ共感してくれる企業などのパートナーを募ることを目指して、「SDGs万博」とも呼ばれる2025年の関西・大阪万博へと参加します。

まずは自分たちが体験する―――手を動かすことから

この1年の活動をざっと紹介します。
前述のとおり「Chu’s Field」のコンセプトは「総合的SDGs体験学習」。
ゆえに、今年の活動コンセプトも同様です。
生徒たちは、自らコオロギを育て、コオロギパウダーを使った食品開発をし、それを町の人々に食べてもらい、オイルを使ってハンドクリームを作り、また、コオロギ生産をしている研究施設を訪問し、、、と多岐に渡る体験をしました。
その中で、コオロギを育てる大変さを知ることで、テクノロジーの活用含め産業化とはどういうことなのか?を感じ、自ら作った「コオロギパウダー入りクレープ」を町のイベントで食べてもらうことで、世の中の「新しいもの」に対するリアルな反応(順応と偏見両方)を体感し、ハンドクリームを作ることで、新しい視点で「イノベーション・新たな展開が生まれること」を体験しました。
これらの活動を通じて、活動当初はどちらかというと先生に言われたので参加しています、といった感じもあった生徒たちが、徐々に積極的、自分事化していることが感じられ、その成長におじさんは密かに胸を熱くしておりました。
ちなみに、中核となった生徒は男子生徒だったのですが、一番盛り上がったのは、ハンドクリーム作りでした。笑

町長、副町長、教育長に活動成果を誇らしげにプレゼン

今回のプロジェクトは、行政サイドも大変注目してくれており、「共創チャレンジ」への登録後、町長や副町長や教育長に、生徒自ら活動の成果を発表する機会を持ちました。
プロジェクト当初はモジモジしていた彼ら(まあ、知らないおじさんが来て「コオロギ育てて」と言われたらモジモジもしますね)が、質疑応答も含め1時間に渡るプレゼンをやり遂げました。
これも胸熱でした。
行政も学校も、同様だったと思います。

未来作りは「正しい知識による正しい意識」の上にある

活動中、世の中ではSNSなどでコオロギに関する色々なウワサも飛び交いました。
一つの事象に対して、さまざまな人々がそれぞれの視点で語ることは自然なことだと思います。
ただ、不足した「知識」によって生まれる「意識」は、やはり偏るなと感じます。
行動は「意識」によって起こされますが、その「意識」を作るのは「知識」。
その「知識」の入手は、自らの「体験」によって得ることが大切なのだなということを、1年の活動を通じて強く感じました。
「Chu’s Field」が世の中の子供たちにとってそんなチャンスを提供できる「場」になればと思います。

2024年度、「Chu’s Field」プロジェクトは次のステージに進んでいきます。
ご興味ある方は是非ご一緒に!

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