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最も生産的になるには○時間働けば良い!

2019年2月18日(今日ですが)
日本経済新聞の1面に
ある大手上場企業が1日の労働時間を

7時間15分

にしました。

「効率化で生まれた利益は、社員に還元する」
と宣言し、全社員の月給を1万円増額した上で
2017年から労働時間の短縮に乗り出した結果の
現在の労働時間です。

およそ1年後の
この企業の売上高は

2.2%増

でした。

ただ単に労働時間をへらすだけではなく
多くの工夫をしてきた結果ですが、
興味深い試みです。

この企業は、

味の素

で2020年度には
7時間労働を目指しているそうです。

さて、この

(1日)7時間

が、これから紹介する研究の
結果とぴったり一致します。


以前の
『「忙しい人は仕事ができる!」は勘違い!?』
の内容は、メンタリストDaiGoさんの
『超時間術』(※3)という著書をベースにしていましたが、
その論拠らしき記事をみつけたので
その内容を紹介しつつ、今一度

もっとも生産的になるには何時間働けばよいのか?

という研究をシェアしたいと思います。

直訳すると
「生産的人生」となる
“A LIFE OF PRODUCTIVITY”というサイトにある
「最も生産的になるために働くべき時間」(※1)という記事があります。
2013年の記事ですが、その論拠となっているものは2008年の研究です(※2)。

わたしたちは、どうしても
「働けば働くほど、多少効率が下がっても、残業しないよりは多くの仕事を成し遂げている!」と考えがちです。

下のグラフは、
週に60時間働くグループと
週に35時間働くグループの
生産性の推移を示したグラフです。

最初は60時間のグループが
圧倒的な生産性を叩き出していますが、
4週間目以降は、35時間グループを下回ってしまいます。

週に60時間とは
1日3時間残業し、
週末も5時間ずつ働く

みたいな塩梅でしょう。

なのに定時に帰っているグループより
生産性が低くなるというのは
あまりにも残念です。

しかし、働きまくるわたしたちは、それに気づきません。

なぜならば、

働けば働くほど、
感じている生産性
実際の生産性差が
激しく開いていくからです。

このグラフは、
上の実線が、「感じている生産性」
下の点線が、「実際の生産性」を示しています。

働けば働くほど、
Baseline(基準値)を実際の生産性は下回っていくのに
「とは言え、けっこう成果を出している!」と感じているんですね。

夜遅くまで残って仕事をしている人をみて

お!熱心に働いて偉いな!

と思ってしまいがちですが、

定時に「お疲れ様!」と言って
帰ってしまう社員のほうが
生産性が高いわけです!


ドラマや映画では、
オフィスの電灯が消えたなか
ぽつんとひとつデスクライトを
灯して働く社員を

必死で働く偉い人

として描かれることが多いですが
どうもそれは間違った認識なのかもしれません。

前回も紹介していますが、
ピーター・ドラッガーも

いかなる成果もあげられない人のほうがよく働いている

と言っています。


というわけで
あらためて

働く時間は
1日7時間✕週5日
=35時間

というのが

最も生産的になる労働時間のようです。


【最高の習慣】
<朝>
•目が覚めたらまず水を500ml飲む(理由
•朝日を5分以上浴びる(理由
•瞑想する(理由
•朝食を食べない(理由
【全般】
•仕事は1日7時間✕週5日=35時間を守る(今回)
•仕事中、スマフォは視界の外に置く(理由
•コーヒーは起きてから1時間経ってから。(理由
•コーヒーは1日3〜5杯飲む。(理由
•「忙しい」と言わない(理由
•できるだけ階段を使う(理由



↑は、「ヒバリ型」の私の場合の時間割です。
人は朝型の人が14%、昼型の人が65%、夜型の人が21%います。
これは遺伝子で決まっていますので、夜型の人が
無理して朝5時に起きるのナンセンス。
くわしくは、こちらの投稿「いつ寝るべきか」をご覧ください。

次回は
法則系瞑想について!

※1: The number of hours you should work a week to be the most productive: 35

※2: Rules Of Productivity

※3: メンタリストDaiGo『超時間術』(¥1,512)

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