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亡父の詩集を電子書籍出版した理由と、紙書籍出版にもこだわる理由について

2022年6月10日、kindleにて初!電子書籍出版しました!! 

 この度6月10日に、亡父の詩集「神へ捧げる七十七のソネット」をAmazon kindle版電子書籍にて出版することができました。
  
■著者・佐佐木政治とは
 生きていたら91歳の私の父です。父は十代の頃からフランス文学に憧れてずっと詩を書き続けており、文庫出版したものもわずかですが残っています。ですが、晩年はひたすら書き溜めていた詩を発表することもできず、亡くなる一年前に病を押しつつ、母と手作りした詩集が残されただけとなりました。

■なぜ電子書籍を出版したのか
 家族という贔屓目を差し引いても、このソネットは、とても崇高な詩だと私は思いました。だから、ずっとこのまま無かったもののように風化してしまうのは、とてももったいないと思ったのです。だから、まずは電子書籍にして、世界中の人に読んでもらいたいと思いました。

■実際の紙出版にもこだわる理由
日本画家の曽宮一念氏から、父は詩集を出版するための表紙の絵をいただいておりました。表紙の印刷の位置まで示していただいたものが残っています。そのため、いつかはその表紙を使って、実際の書籍を限定出版しようと計画しています。それが、私の次のチャレンジです。

https://note.com/saimi_m/n/n70b73ad54468

■宗教的な意味合いの詩なのか
『神へ捧げる』の『神様』は、この世界、この宇宙をかたちづくった『神』です。父はこの世の全てのものに、神が宿っているという思想の持ち主でした。この詩集は、父が万物の神へ送り続ける、返事はこない手紙です。

 難しい表現も多いので、詩によっては、咀嚼するのに何回も読む必要があります。ただ、詩は、読む人の人生観から解釈の違いが生まれることもありますので、それぞれの受け止め方があってよいと思います。気軽にお読みいただければ幸いです。今回、父の詩をフランス語や英語・スペイン語に翻訳していただいたのですが、日本語ではよく理解しきれていなかったことも、翻訳者の目を通して新たな発見が何度もありました。

■多くの方のご協力に感謝
新春ぶっくすさんには、英語・スペイン語翻訳と同時に、出版サポートもしていただきました。細やかなサポートに心から感謝しております。

父の詩をお薦めいただいた冬野あかりさんの記事も、とても参考になりました。noteに投稿していて良かった!本当に感謝しています。

また、このチャレンジには友人や家族、兄姉妹、さまざまな方の応援を受けています。感謝の気持ちでいっぱいです。

生きる証、生きる意味、そしてあなた自身の存在を知るソネットの旅へ。
ぜひ、多くの方にお読みいただけたら幸いです。


 ところで、出版のために私はひたすら500円玉貯金続けておりますが、それと同時に、オリジナルラベル制作をしたコーヒーのドリップパックを販売しました。お客様の意向を伺ってメッセージ性のあるデザインを施し、会社のご挨拶や、記念日の贈り物などに重宝していただいております。コーヒーは、私の働いている自家焙煎珈琲のものです。そちらでも色々な方にご協力をいただきました。後日、その奮闘記も書けたらなあと思います!



 


亡父の詩集を改めて本にしてあげたいと思って色々やっています。楽しみながら、でも、私の活動が誰かの役に立つものでありたいと願って日々、奮闘しています。