SaintHonoreParis【サントノーレ】

1885年にパリの時計工房で生まれたサントノーレは、130年以上の歴史を誇るフレンチメ…

SaintHonoreParis【サントノーレ】

1885年にパリの時計工房で生まれたサントノーレは、130年以上の歴史を誇るフレンチメイドのクラフトマンシップを誇る腕時計ブランド。ブランドコンセプトは「Romantic Journey in Paris」世界で最もロマンティックな街パリの散歩にお連れします。

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  • a letter from Paris【パリ通信】

    生粋のパリジェンヌがお届けする”今”のリアルなパリ情報。 写真はすべてこのマガジンのオリジナル。 月2回更新予定です。

最近の記事

ガレットデロワと1月。よい一年になりますように。- a letter from Paris

幸運をお祈り申し上げます!新年の挨拶は1月中できるけれど、今年の元旦は気持ちの良い青空で、しかも暖冬。 散歩に行ったヴァンセンヌの森で、人々が交わす”BONNE ANNÉE. MEILLEURS VŒUX. BONNE SANTÉ!”の声が聞こえてくると、今年こそは明るい1年になるような、清々しい希望が湧いてきます。 11月から続いたお祭り気分も一区切り。例年は2日からいつもの日常に戻るのだけれど、今年はそのまま週末だったのと、年末からのコロナ再燃で在宅勤務が推奨されたの

    • 新年の幕開け- a letter from Paris

      奇跡的な青空で迎えた2022年のパリノエルは家族で過ごしますが、31日は友達と大パーティです。 新年のカウントダウンを過ぎても大騒ぎは続くので、1月1日はベッドでごろごろして過ごす人が多いフランス。 家の中も街も、まだまだサンタクロースが飾られたまま。 気分一新、爽やかに新年を迎える人は少ないのです(残念) 暴飲暴食で疲れた身体をひたすら癒やし、2日や3日から淡々と始まる学校や仕事に備えます。 それでも新しい年の始め、何か素敵な事はないかしら?そういえば、「雑誌ヴォーグ

      • ノエルとクリエーション・サヴォワ・フェア 2021/12/23 - a letter from Paris

        12月のパリの朝8時は、まだ真っ暗。やっと明るくなり始めるのが8時半頃、それなのに夕方は4時半には薄暗くなってしまいます。 厚い雲に覆われ、寒い日も増え、シトシト冷たい雨の降る週末は家で過ごす事も多くなります。 だからと言って退屈な訳ではありません。 大好きな手仕事にたっぷり時間をかけられる冬時間がやってきたのです。 2年ぶりの開催!その時を待っていたかのように雑誌マリークレール・イデ主催の、「クリエーション・サヴォワ・フェア」という手仕事好きが毎年楽しみにしている展示会

        • 楽しいノエルの準備♩2021/12/13- a letter from Paris

          週末の朝窓の外でカタコトという音で目を覚ましました。 ついこの間まで真っ赤に染まって目を楽しませてくれていた蔦の葉がすっかり落ちて、代わりに見えるようになった小さな実を鳥が食べに来ている音。 可愛いらしい黒い鳥は、人に慣れているのか、雨戸を開けても横の壁にとまってのんびりと実をついばんでいます。 もう12月。あっという間の年末。外に出ると、気の早い親子がマルシェドノエルで買ったらしいもみの木を抱えて歩いていました。 花屋の店先にも囲いができてネットに入ったもみの木が並び

        ガレットデロワと1月。よい一年になりますように。- a letter from Paris

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        • a letter from Paris【パリ通信】
          21本

        記事

          冬はもうすぐそこに 2021/12/05 - a letter from Paris

          毎週金曜日はテレザが来る日私がまだ子供の時から家に来てくれる、ポルトガル人のお手伝いさん。 共働きだった両親のかわりに、ほぼ毎日家に居てくれて、掃除はもちろん、料理も上手で、学校に迎えに来てくれたのもテレザです。 家に帰るとおやつを食べて、夕飯の用意をする彼女の横で宿題をするのが毎日のことでした。 バカンスの時も、おばあちゃんが来れない時は、パリに帰る両親と入れ替わりに来てくれたもの。 私はテレザに育ててもらったと言ってもよいくらい、まるで家族のような存在。 一人暮ら

          冬はもうすぐそこに 2021/12/05 - a letter from Paris

          ボージョレ・ヌーヴォー解禁!2021/12/1 - a letter from Paris

          冬に向かってパリの街路樹はすっかり黄葉しハラハラ舞い落ちています。 いよいよ本格的な長い冬に向かってなんだか寂しいような、ちょっと不安な気分になってしまいます。 でも、そんな気分を吹き飛ばしてくれるのが、街のノエルの飾り付けと第3木曜日のボージョレ•ヌーヴォーの解禁日です。 今年の新ワインを祝うお祭りで、11月に入るとワイン好きがソワソワし始めるんですよ(笑) ボージョレ・ヌーヴォー解禁日!通常ワインは1年以上かけ熟成させるのですが、ボージョレ•ヌーヴォーは、9月末に収

          ボージョレ・ヌーヴォー解禁!2021/12/1 - a letter from Paris

          パリとアート 2021/10/27 – a letter from Paris

          10月のパリパリの街に枯葉が舞い、コートを羽織る季節になると、芸術・アートが本格的に活気づいてきます。 一年で一番アート界が盛り上がるパリの10月。 去年 中止になったアートフェアFIACも、今年はエッフェル塔の側に造られた「グラン・パレ・エフェメール」に場所を移して開催されます。 有名アーティストは勿論、若手、新人アーティスト発掘の場となり、世界中からコレクターが集まってくるので、会場以外のアートギャラリーでも、お宝コレクションを展示して見応えのあるショーウインドウになり

          パリとアート 2021/10/27 – a letter from Paris

          秋のおしゃれ 2021/10/15 - a letter from Paris

          すっかり秋めいてきたパリ…ホリデーシーズンに向けてお洒落を楽しめる季節になりました。 オフィスに何を着て行こうかなと鏡の前であれこれ考えるのも新鮮です。 パリの街には、お洒落の参考になるマダム達が闊歩していますが、30代以上の女性からは「これが流行り」というものは消滅します。 流行を追いかけて、皆と同じ様な格好をする10代を経て、だんだんと何が好きで何が自分に似合うのかが分かり流行に左右されなくなり、年齢を重ねるほど、個性的になっていきます。 思わず振り返ってしまう程

          秋のおしゃれ 2021/10/15 - a letter from Paris

          夏から秋へ 2021/10/1 - a letter from Paris

          夏時間から冬時間へ…今年は雨ばかりで最低の夏だったけれど、9月は比較的晴れた日が多かったのが嬉しいです。 強い夏の陽射しに透明度が加わって、空は高く、澄んだ空気が気持ちよい。朝夕は涼しさを感じるものの、まだ日没は遅く、夏の余韻は永遠かと思う頃、朝から降り続く雨に夏は終わったのだと呼び覚まされました。 10月に入った途端、日はどんどんと短くなり、今年こそは廃止になるかと思っていた夏時間が終わり、冬時間となるのが10月最後の週末です。 日曜の朝に1時間余計に眠れると喜ぶのも束

          夏から秋へ 2021/10/1 - a letter from Paris

          新学期と穀類と葡萄の収穫期 2021/9/18 - a letter from Paris

          LA FRANCE EST COUPÉE EN DEUX…天気予報がフランスの南は晴天真夏日、北⅔はどんより雲に雨、気温も上がらずと言う度に、「嘘つき!今年は猛暑って言ってたくせに!!」と腹立ち紛れに叫んでいた今年のバカンス。 熱波で40度(日向は50度)は嫌だけど、せめてもう少し夏らしい陽射しが欲しかったです。 庭で朝食を食べたのは一度きり、アペリティフだって数える程度でした。 きっと9月は良いお天気だよ」なんて言われると、余計に欲求不満が募るばかりです。 ダウンジャ

          新学期と穀類と葡萄の収穫期 2021/9/18 - a letter from Paris

          バカンスと花のお世話 2021/夏 – a letter from Paris

          本格的なバカンスシーズンパリらしい、道路にびっしり並んだ路駐の車、歯が抜けたように空いたスペースが目立ってくると、いよいよ本格的なバカンスシーズン! パリジャン達がバカンスに出払ってしまった8月のパリは、逆に観光客が増えます(今年は少ないけど)とは言え、シャンゼリゼやエッフェル塔周辺に近づかない限り、あの喧騒は何だったの?というくらい静かです。 時間がゆっくりと過ぎていくような、気怠い空気を纏ったパリが好きだからと、あえて9月に休みを取る人もいるくらい。 友人のアンヌも、

          バカンスと花のお世話 2021/夏 – a letter from Paris

          のんびり過ごす夏休み 2021/夏 – a letter from Paris

          フランスの有給休暇7月14日のパリ祭が終わる頃、「また9月に会いましょうね 」と言い合い、パリジャン、パリジェンヌは夏の大移動を開始。8月のパリは人口が減り、いつもは満員のメトロも難なく座れるようになるんです。 街もホッと一息ついてる感じで、こんなパリも大好き♡ フランスの有給休暇は年に5週間、役職ならば7週間なので、夏に2~3週間のヴァカンスを取る人が多く、私達のような年代は、家族連れで賑わう時期を避けて6月末や9月初めに休暇を取ることもあります。 私達も6月末に1週

          のんびり過ごす夏休み 2021/夏 – a letter from Paris

          バカンスの始まり 2021/夏 – a letter from Paris

          夏至の日 – 夏は音楽と共にやってくる –はずが、去年も今年もコロナのせいでいまひとつ… 1982年に6月21日を音楽の日として以来、広場や街角にステージが設置され、キャフェやレストランは即席ライブハウスになっています。 暮れなずむ初夏の宵をそぞろ歩きながら、グラスを片手に立ち止まり、音楽に聞き入ったり踊ったり… するのが例年のことなのだけれど、 夜の外出禁止令こそ解除されたものの、路上での演奏もアルコールも禁止された今年は、家に帰る道すがらの公園で一人寂しくミュージシ

          バカンスの始まり 2021/夏 – a letter from Paris

          初夏の休日 2021/夏 – a letter from Paris

          私の休日6月末から始まったツール・ド・フランス。 名前も知らない田舎の村の素敵な風景の中を自転車で駆け抜ける姿が毎日テレビで放映されています。 それに刺激されて、今日は彼と二人で自転車で買い物に行くことにしました。 パリの街は、自転車専用レーンが拡大、整備され、何処に行くのもスイスイ! 自転車も「VELIB’」ヴェリブというレンタル自転車をクレジットカードで簡単に利用できます。 ずらりと並ぶヴェリブ観光客でも使えるので、パリの新しい楽しみ方として人気なんです。 返却は、

          初夏の休日 2021/夏 – a letter from Paris

          夏の訪れ 2021/7/5 – a letter from Paris

          夏のバカンス「フランスの人の1年ってノエルと夏のバカンスでできているんじゃない?」 アジアの友達に言われた時は思わず苦笑いしてしまったけれど、あながち間違いじゃないかもしれません。 長い冬最大のイベントはノエル、残りはバカンスのために働いていると言ってもいいくらい? 公園に花々咲き乱れ、母の日とFÊTE DES VOISINS (ご近所の日。 今年は9月に延期)が終わる頃には、人々の話題はもう夏休みのこと一色になるのが例年のお約束事。 外国へ行く?国内で過ごす?街?田舎?

          夏の訪れ 2021/7/5 – a letter from Paris

          パリの結婚式 ~夜明けまで続くダンスパーティー 2021/6/15 – a letter from Paris

          美しいセーヌ川雨の上がったパリ左岸からセーヌ川をゆく船を眺めながらポンヌフを渡りました。 ポンヌフは16世紀から17世紀に造られたパリで一番古い橋なのに「新しい橋」という意味なので、ちょっとおもしろい。 橋を渡り右岸のレ・アール地区に入ると、橋のすぐ左側に長い間改修工事中だったサマリテーヌデパートがほぼ出来上がっていて、最上階にはセーヌ川に面して眺めの良いレストランもあるみたい。 開店日が楽しみ! レ・アールには歴史的建造物の旧商工会議所を改装した美術館もオープンしたばか

          パリの結婚式 ~夜明けまで続くダンスパーティー 2021/6/15 – a letter from Paris