斎藤サックス

【盛り上がってナンボのバンドアンサンブル!?】

こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。

とっても根源的な質問ですが、


「あなたは音楽が
 純粋に楽しくて
 やっていますか?」


まるで小学生に聞くような
質問で恐縮ですが、
最近このことについて
よく考えさせられる事、
人が多かったので、
自分のためにまとめておきます。


なぜこんな質問を
してしまうのかと言うと、


【音楽に意味づけを
 したがる人間が多すぎる!】


プロを目指している若者と話せば、
「お金を稼ぐために音楽をやる」

もしくは、
「自分の好きな表現を
 世の中に認めさせたいからやる」

この趣旨の言葉が
多くの場合かえってきます。


また、アマチュアプレイヤーに聞けば、
「モテたいから」にはじまり、(笑)
「仕事や勉強でのストレス発散」
などが多くの場合かえってきます。

もちろん、音楽を始める動機は
何でも良いと思います!

はじまりなんて大体
みんな不純なものです。(爆)

でも逆に、
そこで止まってしまって、
一番根っこの部分を
忘れてしまっている人も
多いように感じます。

その根っことは、

【楽しそうだから
 やってみたい!】

この気持ちです。


本当のところを言ってしまえば、
ほとんどの人が
音楽のこの側面を感じていて
楽しそうだから
楽器に手を伸ばしたり、
ライブに参加しているのは
分かっています!


でも、いざやり始めると
みんな理屈を付けたがる。


「上手くならないといけない。」
「恥をかかないように
 しないといけない。」
「金を稼げないとプロじゃない。」

そして、最終的には
勝手に敵を作り、
勝手に他人と
競争をはじめます。


自分が楽しむために
上手くなりたいのではなく、
あいつより上手くなりたいから
練習をしはじめます。

周りのメンバーと
同じレベルの世界で
プレイした方が楽しいから
練習したり
セッションするのではなく、
とにかく自分だけは
恥をかかないように、
用意周到な
練習メニューを組む。


誰かを楽しませたり
幸せにした対価として
お金が発生するのではなく、
音楽そのものの練度が
価値だと信じているので
他人と関わるのを恐れ、
小さな世界で1人修行を始める。


これらは大げさな一例ですが、
結構こういう風に
音楽に意味づけをして、
勝手に競争し、
本質から外れて
いっている人を
多く見かけます。


でも、ちょっと
考えてみればわかります。

音楽なんて、
食べておなかいっぱい
にならないし、
凍えるような寒さを
はねのけてはくれないし、
吹きすさぶ雨風を
しのいではくれません。

そのもの自体には
何の意味もないのです!

だからこそ、
ほとんどのものに
価値や意味が付けられ、
それを得るために
競争をしいられる
現代人の僕たちは。

無意識に
なんの意味もなく自由な音楽に
惹きつけられるのだと思います!

もっと言ってしまうと。

バンドアンサンブルなんて
みんなでわーっと
盛り上がってナンボです!

純粋に音楽好きな
人たちが集まって、
何の気兼ねも無しに
ドカーンと音を出して
それが楽しければ、
それだけでいいのです!

それこそが
音楽の価値であり、
意味であり、
自由だと思いませんか?


とはいえ、
様々なものに価値を
付けてしまう文化に
慣れてしまった僕たち。

いきなり
「音楽に意味づけをするな!」
なんて言われても
上手くできないのは
しょうがありません。

でも

【楽しそうだからやりたい!】


まずはこの大基本だけでも
思い出しながら
音楽に接しても
バチは当たらないし、
何より心が楽に
なると思います。


音楽は盛り上がってナンボ!

こんなもんでまずは
いいんじゃないでしょうか?

読者の皆様の
ご意見お待ちしています。

今日もガツンと
グルーヴさせていきます!

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