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Tree In Progress_Iide 発表

 滞在期間も終わりに近づき、発表の準備。

この景色も見納め。
ご厚意で運んでくれた雪囲いの板のささくれ等を、金ブラシでざっくり取る。
インクを盛る。
ちらほらと抜けるインクが雪を思わせる。

 飯豊の人ん家の古びた雪囲いの板は、和紙に擦ってみると、製材したばかりのものとは異なる品の良さを感じました。尖っていない雰囲気、丸みが滲み出るような柔らかさと言うか・・・。これはWSを開催したことでわずかな違いに気づいたような気がします。
 追加で送ってもらった深山紙の微妙な色味のお陰もあるかもしれません。

黙々と配置を考えます。
翌日、道の駅に運び、飾り付け。
雪囲いとドローイング。

 道の駅に飾り付けました。絵の前に置かれている黒いものは前日に擦った雪囲いの木材。インクで黒くなっています。その上の和紙にはレジデンスを主催した加藤さんが書いてくれた文章があり、読めるように設置。

 思ったよりも多くの方が足を止めてご覧になっていました。インスタライブ中には木に詳しい方から鋭い質問なども投げかけられ、自分も考えるきっかけをもらえました。

作り手を招き、滞在型の活動を主催している加藤さんと。

 特に天候に恵まれたことはありがたかった。外を散策しながらのドローイングのスタイルにはちょうど良い気温でした。
 主催の加藤さんをはじめ、地元の方々にも大変よくして頂き、得るものの多い滞在になりました。

 また、今回の活動記録は改めて文章等にまとめ、編集していくとのことですので、その際にまた振り返っての考えなどまとめられたらと思いますが、ひとまずの走り書き。

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