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応募意欲を高める!学生が欲しい情報、提供できていますか?

こんにちは、マイナビ採用コミュニケーションらぼです。

新卒採用において大切な『母集団形成』。自社に応募してくれる学生を増やすため、毎年さまざまな取組みをされている人事担当者の方もいらっしゃると思います。でも、「もう正直やる手を尽くしてしまった…」とつぶやきたくなることもありますよね…。
学生の応募意欲を高めることも、母集団を集めることの1つです。

今回は、「学生の応募意欲を高めるための情報開示」をテーマにお届けします。


1.企業側が学生にアピールしている情報

「情報開示」というと堅苦しいですが、採用活動で企業が学生にアピールしていることとして、考えてみたいと思います。インターンシップや採用活動において、自社の魅力や特徴はどんどんアピールしたいものですし、そこを推していくことはとても大切です。

では、採用活動において、企業がアピールしていることってどんなポイントなのでしょうか?マイナビで実施したアンケートの結果がこちらです。

マイナビ2024年卒 企業新卒採用予定調査/2023年2月1日~2月14日実施

上位を見てみると、「経営が安定していること」「社風や雰囲気」「社会貢献度」など、どれも働くうえで大切な要素が並んでいます。自社を魅力付けしたいと思ったとき、こういう要素を打ち出している企業さまが多いということがわかります。「社会貢献度」なんて、とても夢がありますね


2.学生が「これがわかれば応募する!」と考えている採用に関する情報

では、応募する学生側はどう考えているのでしょうか?24年卒の学生に、どんな情報があると入社意欲が高まるかを聞いてみたところ、以下のような結果となりました。

マイナビ 2024年卒内定者意識調査/2023年6月16日~7月5日実施

入社意欲を高めるものとして、「福利厚生の充実」「待遇(給与や賞与など)の良さ」「社風や雰囲気の良さ」が上位にランクインしています。企業側がアピールしていることで4位だった「福利厚生の充実」が1位という結果に。うーん、なんとも現実的ですね。

もうひとつ、調査結果を。
こちらは、25年卒のインターンシップ活動時期の学生へのアンケート結果です。
インターンシップ活動時期の学生に、就職活動が始まった後と想定して、
「最初の勤務地」
「最初に配属される職種(仕事内容)」
が開示されていると応募意欲が高まるかを調査したものです。

マイナビ2025年卒大学生 インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)2023年11月20日~11月30日実施

その結果、勤務地が限定されていると78.0%の学生が、また最初に配属される職種(仕事内容)が限定されていると74.3%の学生が応募意欲が高まると回答しています。

働くということに対して夢を抱く、追いかけるというよりは、より現実的なこととして捉えているのが、近年の傾向と言えそうです。


3.情報の需要と供給を比べてみたら…?

企業側が考えるアピールポイントと、学生が欲しい情報の需要が、図らずも少しズレているという結果となりました。経営が安定していること、働く環境が良いうえで「勤務地」や「職種」という発想に至っているだけと考えることもできますが、アピールするポイントを少しずらしてみる、プラスしてみることで、学生の反応が違ってくる可能性も見えてきます。もし学生が望むような情報を早くから提供できるという状況にあるのであれば、母集団形成への取組みのひとつとして、頭の片隅に覚えておいていただけたらと思います。

人生100年時代とも言われ、いまから就職活動を始める学生にとっては、働く期間は今後もっと長くなっていくことが予想されます。いまは「ファーストキャリア」なんて言葉も囁かれるくらい、仕事を変えることに抵抗を感じることが少なくなっているのも事実。コロナ禍も落ち着き、売り手市場でもあるため、より現実を見ながら就職活動をするというのが普通なのかもしれません。そんな環境下にあって母集団形成を考えるのであれば、学生が欲しい、学生に刺さる情報を、可能な限り早めに開示していくことも大切な取組みと言えるのではないかと思います。もし学生へのアピールにおいて「もう打つ手がない…」と感じておられる人事担当の方がいらっしゃいましたら、情報の需要と供給について、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。

本日はここまで。以上、コミュらぼでした!

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