「厄災わざわいも人の想念おもいが元か」
『科学的な説明では違うよ』
「書くの勇気いったやろ」
『うーん。お任せ？』

「フジさん、アンチかまへんから」
『あはは～心優しきフジミドリ』
「よう言うわ。まるで堪こたえんもんな」
『いやいや。外エゴの自分は傷つくよ』

♡♡♡

こんにちは！
フジミドリです☆

昨日の私物語わたしものがたりは、厄災の視点から、私たちの暮らしを眺めてみました。

厄災もまた自然現象である。

当たり前の結論ですが、この自然とは宇宙を流れる波動エネルギー、つまり人の想念なのです。

全ての厄災は、私たちが原因──

♡♡♡

「悲惨な厄災と美しい自然、どっちもわたしらの想念が顕われたいう理解なんやね」

『オレは、すんなりと受け入れたの。そりゃそうだよってさ。だけど──』

「納得いかん人、多いと思う」
『それがよくわからなくて』
「しっかりせな。塾の講師せんせいやろ」
『たーしかに確かに。スビバセン』

「被害を受けた人が気の毒で、原因が自分らにあるとは受け入れられへんかもな」

『あ。なるほどね。だから、感染症ウイルス撲滅とか戦争反対なんて騒ぐのか。自分らの思考と感情が積み重なって映し出すのにさ』

♡♡♡

鋭い稲妻いなづまの煌めきは夜空を切り裂きます。轟く雷鳴らいめいが腹の底へ響くのです。

私は畏怖おそれの念に打たれます。ただ遠くから眺めるだけなら、厄災とは申せません。

しかし停電ともなれば、途端に厄介な凶事となってしまうことでしょう。

私たちの祖先は神鳴かみなりと呼びました。大自然が、悔い改めよ、心を洗い流せとお怒りだ。そう語り伝えたのです。

♡♡♡

「自分のせいと思いたくないねん」
『あいつが悪い、こいつダメ！』
「怖いんや。存在ありかたを脅おびやかされるいうか」
『うーん。やっぱわかんなーい』

「そら、フジさんみたい悟った人やったら、ようわかれへん。わたし驚いたで。もう十年以上前か、２ちゃんねるで叩かれたやろ」

『あ～あ～よく覚えてんな』
「おやまぁ。忘れとったん？」
『テヘ。霧の彼方。記憶の闇』
「ボケやのうて老人力ろうじんりょくやな」

『揺さん、それいいね～老人力ついた。おお～なんかいいことみたいだぜ』

♡♡♡

２ちゃんねるで叩かれた。

うっすらとしか思い出せませんが事実です。前後の経緯いきさつも記憶は曖昧で、背景を話し出すと長くなってしまいそう。

教えを請われてお手伝いしたり、トラブルに見舞われ困っていらしたので仲立ちしたりという方々が、恩おんを仇あだで返すような──

よくある話です。

ただ、なぜ動揺しなかったか、お伝えしようと考えました。SNSを使うなら、どなたにも起こり得る厄災と言えます。

端的に言えば、備えありです。

♡♡♡

『スレッド読んだ瞬間、オレの想念が引き起こしたって理解できたのよ。こいつらオレの一部、オレそのものだってね』

「マネでけへん。わたしやったら、裏切られた思いで落ち込むわ。ぬるい言うとったな」

『うん。あの頃、自分の活動や書いた作品、自分で批評してたの。オレならもっと辛辣しんらつに扱こき下おろす、みたいな』

「フジさん、一体感や言うとったな。敵味方いうても表面の違いだけ。元は同じ素粒子。思わず笑ってもうたよ」

♡♡♡

自分の活動や自作を批評する。そのため俯瞰ふかん視点の在り方が必要です。

特別なことではございません。

囲碁や将棋を嗜たしなまれるなら、お馴染なじみでしょう。野球やサッカーの戦術は、相手チームの立場で練ねると聞き及びます。

歌手や俳優が、観客の耳目じもくを想定するのと同じです。企業は顧客心理に配慮します。国民の希望と離れた政治は続きません。

相手の立場から見えるか──

♡♡♡

『一体感だね。中真を意識してゼロ』
「世の中、いろんな方法あるみたいや」
『オレには、これが一番楽で簡単よ』
「頭のスイッチ切る言うとったな」

『息を吐く。思考と感情が流れ出るように。吐いて吐いて宇宙いっぱい吐き切ると、神なる法則が中真へ入ってくるのさ』

「呼吸ってスゴいんや。人が吐いて、吸うは神の術わざか。オギャアと生まれ、最期に吸う。息を引き取るんや」

『呼吸してればOKなんだよ』
「ぐうたら生きとってええの？」
『決まってるから大丈夫だね』
「のんびりゆったりできそうや」

♡♡♡

揺さんのイラストで癒されました。

伸びやかなワンちゃんを見ると、悲惨な厄災も必要なのだろうと思えて参ります。

私たちが持つ、不自由な想念を省かえりみるためにこそ厄災は起きる。そう読み取れました。

♡♡♡

『オレらの思考や感情が積もって、厄災を引き起こす。だから一人ひとりが、自分の精神活動を見直せばいいと思うんだよ』

「なかなかそういかんやろ。わたしはまぁ、フジさんに言うてもらえたき、せめて自分は心地よくありたいねん」

『充分だよ。ありがたい。たった一人にでも伝われば、生まれてよかったと思えるもん。オレもまた心地よくありたいね』

「厄災も、死をどう捉えるかで違うで」
『そう。次は死の視点にしようか』
「せやな。死神しにがみの方がええかも」
『私は死神よ。いいね。決まりだ』

♡♡♡

お読み頂き、ありがとうございます！
シーズン２残り４回となりました。

次回フジミドリは１１月２０日午後３時☆
翌２１日はこちらで創作談話プロセストークです♡

ではまた💚