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受験を通して気づいた大切なこと~キャリアコンサルタント試験~

ずっと挑戦したいと思っていたキャリアコンサルタント試験。

3/3(日)の学科試験・論述試験、3/9(土)のロープレ試験を経て、私のチャレンジが一旦終わった。

今思えば長かったようで、短かった。嘘、普通に長かった。養成講座からだと約10か月。こんなに長いチャレンジははじめてだ。よくやったよ、と自分を誉めてあげたい。

受験を経て、気づいたことがたくさんあった。この気持ちを忘れないように、みなさんに伝えるためにnoteにしたためます。

応援=行動の原動力

出典:Adobe Stock

受験宣言をしてから、本当にいろんな人が応援してくれた。こんなにも応援してもらえることが前進の力になるなんて。幸せな期間だったと思う。結果は4/15。合格かどうかはわからない。応援の恩返しのためにも、一発で受かりたい。資格をもっていればチャレンジできる幅がかなり広がる。

でも、本当に頑張ってきてよかった。壁にぶつかったとき、「ああ、今が転機か」とか「偶然転がってきたチャンス、どう活かすか」とか理論が頭に浮かぶ。

途中、かなりいろんなことがあった。養成講座が終わって燃え尽きてしまい、勉強から離れてしまった期間もあった。全然知識が身にならず伸び悩む時期ももちろんあった。試験直前はプレッシャーが重くて、眠れなかったし、夫に当たってしまった。

ほんとに嫌なやつだった。リビングで寝たりして、ご飯も作らず、ほんとに酷かった。なのに応援してくれた。「頑張ってるから大丈夫だよ」って送り出してくれた夫には感謝しかない。(ロープレ試験当日の朝、その一言に泣きそうになったのは秘密)

寄り添うってすぐにできるようなものではない。
ねぎらいって手放しにできるものではない。
なのに、いつも寄り添ってねぎらってくれている家族。
何て、贅沢な世界で私は生きているのか。
私には上手にできない。
でも、少しずつできるようになってきたのはわかる。

合格発表までドキドキだけど、思いの外落ち着いている。足掻いても仕方ないからだけど。仕事の忙しさも相まってあっという間に過ぎていくんだろうな。

ネクストチャレンジへ

出典:Adobe Stock

そういえば、試験まで我慢していたことがたくさんあった。あらためて書き出してみると、やりたいことたくさんあるじゃん!と自分がすでに前を向いていることに気づいた。

チャレンジ=新しいことをやるのだから壁にぶつかるのは当たり前。つらいけど、そこで諦めるのはもったいない。少しでもいいから続けていれば、いつの間にか「あれ?できてる?」「あ!これわかる!」が増えていく

ひとつの自己嫌悪を乗り越えると、たくさんの自己肯定感や自己効力感に出会える。続けていくと、次にやってみたいことが見えたりする。

つらいのは自分が頑張っているから。でも、つらいって言っちゃいけないわけじゃない。つらいならつらいでいい。休憩することももちろんあり。でも、やめないという選択肢をもっていてほしい。

私は、無事に資格が取れたらキャリアコンサルタントとしての私も創り上げていきたい。本業の会社で前例がないようなこともやっていきたい。大変だろうけど、きっと新しい自分に見つかるような気がする。

自分に向き合い、今を受け入れること

出典:Adobe Stock

そして試験勉強をしながら、ずっと考えていたこと。

私はどんなキャリアコンサルタントになりたいのか。

「できる人になりたいの?」
養成講座最終日に先生に言われたこの言葉を鮮明に覚えている。

ありがたいことに、「できる人」に見えるらしい。ただ、私は本当に「それ」を求めているのか?
多分、「できる人」になりたいわけじゃない。それはただの自己満足で、相手を満足させることには直結しないと思う。でも、何となく「できる人」に見られたいという気持ちが根底にあるような気がする

なんでだろう。

私が目指している人物像は「不安なとき、進むのが怖くて振り返ったとき、そこにいてくれるような存在」。どうしよう、と迷ったときに安心させてあげられる、一緒に悩んで、応援できる存在。

それは私にとって、ゴールキーパーであって、母のイメージ。自己分析やキャリアデザインワークを何回やっても現れてくるゴールキーパー時代の自分。そういえば、確かにあのときの自分は自分らしくて好きだった。そして、不安になったとき、大きな決断をするとき、背中を押してくれた母。キャリアを一緒に悩んでいくという意味でも私はそういうキャリアコンサルタントになりたい。

では、その理想と「できる人」は何か共通点はあるのか?

たぶん、安心感なんだと思う。心をゆるして自分の悩みを打ち明けるにはこちらが不安になっていてはいけないと思うし、自信をもって「どうぞ、なんでも話してください」っていうすべてを受け止めてくれる印象があると話しやすいと思う。

でも、それだけではいけない。人間らしさというか、ある種のもろさというか、「この人も同じなんだ」「私だけじゃないんだ」と悩みを共感できる人であった方がいい。

キャリアコンサルタントはいろんな経験をしてきて、その経験をもって共感できる人になる。経験を基に「指示」をするのではなく、クライアントの悩みを「支持」して「共感」する。一緒に悩んで、クライアントが自分自身で気付き、決断していく伴走をする。それがキャリアコンサルタントだと試験を通して納得できた。



まだしっくりこない部分も多いけど、理想の解像度を少しずつでも上げて、キャリアを応援できる人になれるように引き続き頑張りたい。しっかり目の前のチャンスは拾いに行くことを意識しよう。

まだキャリアコンサルタント試験に合格はしていないし、スタートにたてるのどうかの段階。まだまだゴールは見えない。これからも先は長い。

自分の気持ちに向き合ってあげよう。
自分をねぎらってあげよう。
頑張りすぎると自分を見失う。

30年以上一緒に生きてきたのだから、自分がどんな人なのか知っていたつもりだった。でも、今見つめ直すと何者かわからない。自分をもっと知りたい。知らないといけない。自分が自分でいられることが、キャリアを応援できる人になる土台になると思う。

人に優しく、自分にも丁寧に。

「今、ここ」を大事にしよう。

良い結果が来てくれますように、全力で祈りながら次のチャレンジに挑んでいきます。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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