ダイエット記事への疑問

デイヴィッド・ローベンハイマー氏の『肉・魚・卵・乳製品をあまり食べてない人の超盲点 タンパク質に対する食欲が総摂取量を左右する』という記事を拝読しました。 https://toyokeizai.net/articles/-/477574?display=b 

氏によると、「タンパク質欲は避けられない全生物の本能だ。だから満たされないと食べ過ぎてしまう。」とのこと。

さて、私は以前、今までで最高体重(92kg弱)を達成したとき、意識してタンパク質を取りまくっていました。本格的なものではないけれど、武道・格闘技や筋トレの実践も好きですし。

たとえば昼飯は唐揚げ弁当プラスフライドチキンプラスオニギリとか。タンパク質は50g以上とかですかねえ。取りすぎな気がしないでもない。というか、今考えると、あきらかに取りすぎ。そんなに吸収、利用できないで脂肪が増えるだけですね。

しかし、それによってタンパク質欲が満たされて満足度が高まったり、満腹感が長持ちしたりしたのかというとぜんぜんそんなことはなく、とにかく食欲増進して食いまくり太りまくり。

現在は、朝昼飯を軽くしたりブラック無糖コーヒーだけにしたりすることによって体重を落としています。昨夜計量したときは72kg。BMI24なので、痩せたと威張るような数値ではないけれど、太っていた時期よりは20kg近く軽いですね。

朝昼飯のタンパク質は、0〜11gくらいかな。

たとえばある日の朝食は、マルちゃん正麺醤油味一袋だけなので、メーカーの東洋水産さんによると、栄養成分は以下のとおり。

エネルギー 333kcal

たん白質 10.1g

脂質 4.6g

炭水化物 62.8g

タンパク質は1g4kcalなので、タンパク質のカロリーは40.4kcal。タンパク質のカロリー比率は12.1%ですね。

夜飯は制限なく肉とか魚とか食べまくりビール飲みまくりなので、タンパク質の総量はそれなりでしょうが、3食意識してタンパク質を取りまくっていた時期の摂取量に及ぶとは考え難いです。

上記記事には「どの生物もタンパク質欲が最も強い摂食動機のように思われた。どんな場合にも最優先されたのは一定量のタンパク質の摂取であり、私たちが食べるほかのすべてのものに影響を及ぼすほどタンパク質の力は強大だったのである。」とありますが、私は、太っていた時期と同量のタンパク質の摂取を最優先したりしていないようです。私も生物だと思うのですが。

タンパク質欲を満たしても食べすぎる人はいるし、タンパク質欲を満たさなくても食べすぎないことは可能ですよ、という、個人の経験談でした。

(上記で述べた私の食生活は、あんまり健康によくはないと推測されるので、誰にもオススメはしません。そうすることが可能なひとは、3食適切に食べてビールなんか飲みまくらないほうがいいと思います)

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