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まっぷ駅跡

稚内から OSC2023北海道(札幌)へ海沿いを南下する道中、少し内陸に逸れて寄り道をしてみました。寄り道と言っても、片道25km超、往復で50km越えの寄り道です。目的地は「まっぷ駅」の跡地。

まっぷ駅に行きたい

地図とか測量とかに緩く関心を持った身としては「まっぷ」という駅には一度行ってみたいと思っていました。幹事で書くと「真布駅」です。
真布駅は、留萌本線の駅です。というか、駅でした。
留萌本線は2016年に先端部分の留萌-増毛間が廃止になった時に「増毛」という名前で少し話題になったことを覚えている人もいるかと思います。(今回その増毛駅跡にも立ち寄るプランを立てていましたが、時間の都合で省略してしまいました。またいつか)
その際にもまだ真布駅は残っていたのですが、2023年4月1日についに真布駅を含む区間も廃止となってしまいました。今回訪れたのは2023年の6月。ちょっと間に合わなかった!!!(2026年には残っていた石狩沼田駅から深川駅までも廃止になってしまうそうです。。)

それでも私はまっぷ駅に行く

ということで、路線(区間)は廃止後にはなってしまったけれど、まぁ駅はすぐに解体しないだろう、看板くらいは拝めるだろうと期待して、初志貫徹、立ち寄ってみることにした次第。

まっぷ駅についた!看板は・・・!?

快適な自動車専用道路を通ってまっぷ駅跡地に到着。1両ぶんだけが停まれそうな小さなホームに、味のある木の待合室がぽつんとあります。こういうの、好き。

真布駅跡(2023.06)

線路に人がうっかり入らないように、踏切には柵が設置してありました。ふつう、人や車が線路を跨がないように遮断機があるものですが、これは逆に列車が車道に出てこないように遮断機が下りているようにも見えて、面白い。「この踏切は使用停止のため 列車は通りません」の看板があります。

お目当ての看板は、と言うと、、、
ない!!!ないないない!!!!
この後で詳しい人に話を聞く機会があったのですが、どうやら廃止となった翌日にはすべての駅を回って撤去しているとか。 しばらく残してくれても良さそうなものですが、マニア(を自称する単なる泥棒)が盗んでいってしまうこともあるそうで、なんともやるせない気分。

よく見ると、ホームに上がるところにあったであろう渡し板も剥がされていました。強行突破すれば細い柱の上を歩いて登れるのでしょうが、そこまで不法侵入する理由もないので、遠くから眺めて、駅の姿を堪能してきました。


確かに「まっぷ」に来た!

このままだと、まっぷだか何だか知らないけど小さな廃駅を見に来たというだけのブログになってしまいます。どこかに「まっぷ」表示はないのでしょうか。と見回すとありました。バスの停留所です。駅はもう既にありませんが、バス停の名前は真布駅前。1日に4便(片側1便、もう片側3便)あるようです。

そんなわけで

期待していた駅名表示の看板に逢うことは叶いませんでしたが、廃止されてまだ間もないタイミングで訪れることができたのは、良い思い出になりました。
ここからまた、少し寄り道をしながら海沿いの道まで戻ります。


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