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江東区にこどもの健康増進と健康教育について聞きました!

みなさん、こんにちは!

看護師・助産師・一児の母で
がん・不妊治療経験者
江東区議会議員の酒井なつみです。

江東区の9月議会の取り組みを、順にご報告します!

質問の様子は、インターネットでも公開されており動画でもご覧いただけます。リンクをクリック ↓

今回のテーマ

今回はこどもの健康増進と健康教育についてです。

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こどもの健康課題には近視の急増、肥満・やせ、生活習慣の乱れ、メンタルヘルスの問題、アレルギー疾患の増加、性に関する問題など、多様な課題が生じています。

また、不調の背景には、いじめ、児童虐待、不登校、貧困などの問題が関わっていることもあります。

健康日本21や健康増進法などをもとに、本区では健康増進計画第二次を策定・進行しています。

その中で、子どもの生活習慣の改善にあたり、教育委員会では3つの取り組みを行っています。

①歯と口の健康づくりのための啓発
②健康づくりのための啓発
③学齢期の小児生活習慣病予防健診の実施

私は、質問に先立ち健康増進計画に記載のあった③小児生活習慣病予防健診に着目しました。
議会で報告や話題にあがったことのない健診だったので、職員さんやママインターンと意見交換を行いましたが、ママインターンは自分の子どもに受けさせなかった、とのことでした。

小児生活習慣病予防健診とは

目的:生活習慣病の発症予防と重症化予防
対象:小学校4年生と中学1年生のうち希望者
健診内容:1次健診として各学校にて肥満や痩せの測定、血圧測定、血液検査を実施。総合判定により指導区分判定→5区分(正常・管理不要・要経過観察・要生活指導・要医学的管理)
要経過観察・要生活指導・要医学的管理と判定された場合、専門医を受診するよう勧奨する流れ。また、翌年度に再度健診を勧奨するもの。
東京都予防医学協会に委託しています。

健診システム

私としては、子どものコレステロール値や貧血の有無を確認できる機会はほとんどないと思われるため、有用な健診であり、活用したいと感じました。

令和4年度の生活習慣病予防健診の実績と課題

9月〜10月において全校にて実施され、小学校約2,900人、中学生約1,700人が受診をしたそうです。

生活習慣病について、学齢期の症状が軽い早い段階でチェックを行っていき、未然に防いでいくための体制が一定程度取れているものと認識しています。

一方で受診率については70%前後で推移し、長期的に減少傾向にあるとのことです。

(新型コロナウイルス感染症の影響が一定程度ある可能性も推測されます)


今、子どもたちの5人に1人は、「生活習慣病予備群」と言われています。
食生活の変化や運動不足など、ライフスタイルのさまざまな変化の波は、子どもたちをも飲み込み、「肥満」「高コレステロール」の子どもは年々増えています。
一方、子どもの時に身についたライフスタイルは、大人になってから変えようとしても、なかなか変えられるものではありません。

東京都予防医学協会より

東京都予防医学協会より引用しましたが、こどもたちの健康課題について保護者やこどもたち、社会に啓発が必要ではないかと感じます。

正常ではなかった児童・生徒、特に「Ⅰ要受診(医学的管理)」、「Ⅱ要経過観察」「Ⅲ要生活指導」になった児童生徒のフォローアップが重要です。

翌年度にも学校医が受診を指示した児童生徒のうち、希望者は受診しますがその改善を確認すること、望ましい生活習慣が定着することを支援することが重要だと考えます。

しかし、案内文書や実態を確認したところ、健診案内が文字だけで、受診を喚起するのに不十分であり、受診率は70%前後と減少傾向にあることと、健診結果各学校での取り組みを把握・支援するフォローアップが不足していることが判明したため、対応を求めました。

要望したこと

①リスクのある子どもへの受診勧奨や健康教育が確実に行えるよう体制整備すること
②こどもの健康支援のために計画の充実など積極的な取り組みを行うこと
③現場では養護教諭が専門性を生かしつつ中心的な役割を果たすこと


おわりに

今回は子どもの健康と健康教育についてをとりあげました。

2期目の公約に掲げた政策です。

その他こどもたちの健康課題について、近視の急増や肥満、やせ、運動の習慣や運動時間が現象していることなど、大きな課題だと認識しています。

看護師の資格をもつ自治体議員として、(すべての区民が)より健康でいられるまちづくりを引き続き取り組んでまいります。

応援してください!

Thank you

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