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畑えほん「だいこん」ワークショップ

大根畑 収穫体験とランチピクニック

2022年12月17日 土曜日 くもり
 10年ほど前から「作ること」と「暮らすこと」を、もっと直接的に重ねていきたいと思うようになりました。その中で「むかしめがね」という企画を考えるようになったり、小さなワークショップもするようになりました。
 独立してここ1年くらいでは、週に1度くらい農家さんのお手伝いをするようになりました。最初は単純に、土を触ったり、農業の仕事に触れてみたいという気持ちでした。同時に「地域で働く」「身の回りで仕事する」ことも考えるようになっていて、地域の活動「こがねいコモンズままま」や「はけの手アニメーション」などにも、関わるようになってきました。
 そうした活動の中で知り合い、手伝いにも行っている農家さんでも、何かものづくりをできないかと話す中で、ご縁をいただきました。

こがねいコモンズままま > はけの手アニメーション

https://koganei-kanko.jp/event/10140/

 2022年12月17日土曜日10時半から13時まで、小金井市の農家さん、萩原さんの畑にて大根の収穫体験と大根料理と食事、その中で畑えほんづくりのワークショップを行いました。
 はじめに参加者全員で大根抜き。青首と大蔵とおふくろの3種類を1本づつ抜いて、ごはん作りとえほん作りのはじまりです。


ワークショップ

畑の中にお絵描きエリア

① まずはバケツに畑の土を集めて、絵具づくり。

畑の土をバケツにあつめ
水とのりをいれ
よくまぜる!
土絵具のできあがり

② 土絵具ができたら、抜いてきた大根を見ながら、絵を描きます。

③ できあがったら絵を乾かしてる間、ごはんの時間。

 ごはんは地元野菜を扱うPARITARYさん、都市農業活用保全アドバイザーの松島あおいさん、お餅は新小金井駅前の亀屋さんを中心に、大根を使った豚汁、大根菜のおにぎり、からみ餅など。

④ 最後に絵本の台紙に、大根の絵を挟み込んで完成!
  …まで行きたかったですが、イベント終了時間が迫ってしまったので、本の台紙と絵をお持ち帰りいただきました。


畑えほん「だいこん」完成イメージ
完成した絵本は、こんな風になります。

大根型にくり抜かれた青表紙。自分の名前で「さく」を入れます。
「だいこん」の上の大根マークに、絵を描いた大根の種類を書きます
この日抜いた大根がどんな風に育ってきたのでしょう
ヒト型マークに自分のなまえを入れます
次の見開きに大きく開く「大根の絵」。みんなの絵をここに綴じます
ヒト型や大根型マークに同じく名前。そして、この日撮った写真を貼ります。
今日食べた大根料理の絵も描けたら描いて…
おしまい

 こうして「大根畑 収穫体験とランチピクニック」は、なんとか天気ももってくれて、和気藹々の中で終了しました。
 畑や作物に関わる絵本を、こうした形で今後も作って行けたらいいなと思っています。作物や食事という、いろいろな食にまつわる「点」に、こうした絵本やものづくりの視点を入れることで、「点」から「線」を気づけるような関わり方ができたらと思っています。