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パラパラご飯の石焼ビビンパにチヂミ

家に帰る途中で早めの夕食。妻家房にくる。

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一階に韓国料理の食材売り場。奥にキムチ博物館なんて施設が併設されていて、そのイートインという性格もあるのでしょう。
二階のレストランは中抜きもせずずっと営業。
お店のほとんどのスタッフは韓国系。それも女性ばかりで韓国の食堂みたいなムードがあるのがオキニイリ。
テーブルにつくとまずおかずが2種類。

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今日はもやしのナムルと甘いジャガイモサラダがお皿に入って登場。冷たいコーン茶がやってくるのがお約束。
控えめサイズの石焼ビビンパとチヂミのセットをたのむことにする。
実は今日、地下鉄にのったときから口が石焼ビビンパを食べる準備をはじめてて、メニューも見ないで即決でした。おかずを食べつつのんびり待ちます。10分ほどでテーブルの上はにぎやかになる。

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パチパチと油が爆ぜる音と煙をあげる石焼ビビンパ。
韓国海苔にナムルさまざま。ニンジン、わらびに茹でてしぼったほうれん草。それからもやし。肉の味付けそぼろがご飯をすっかり隠すようにして盛り付けられて、その真中にポンッと卵の黄身を落として出来上がり。

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キムチとわかめスープがついてついてくる。

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このキムチがおいしい。どこかで漬けたキムチじゃなくて、ここで仕込んでここで仕上げた手作りキムチ。しかもそのまま食べておいしい浸かり具合でシャキシャキ歯ざわり鮮やかで、酸味もおだやか。わかめスープは牛骨出汁がしっかりきいて、甘みを感じる辛い料理のよきお供。

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石鍋の中にスプーンを突っ込んでひっくり返すときれいにおこげができている。
ご飯はかためでパラパラしてる。
だからおこげも軽くほぐすとぱらりと散らかる。
コチュジャンぽったり。

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スプーンでご飯をすくいあげて宙を舞わせて箸で散らかす。
無理やり押し付けご飯を潰さぬようにひたすら空気を含ませご飯を焼く。
面で焼くのでなく点で焼き上げるといえばいいかなぁ…、そうしないとご飯がパラパラに仕上がらない。ご飯全体にコチュジャンの色が移ったところでお酢を少々鍋肌めがけて注いで焼き切り、コチュジャンの甘みをスッキリさせる。

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ご飯の表面を軽く撫でるようにして平らに仕上げ、熱がとれるまでしばらく休ます。

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休ませる間にチヂミ。チヂミにはふっくらタイプにバリバリタイプといろんなタイプがあるけれど、ここのは表面バリバリ、中はしっとり。ネギにタマネギ、ニンジン、イカゲソと具材もたっぷりで粉ものというより野菜料理といった風情がありがたい。

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それは石焼ビビンパも同じ感覚。ご飯をパラパラ仕上げたことも手伝って、口の中でなんとも軽やか。ご飯までもが野菜のように振る舞うオゴチソウ。
ほどよき辛さで体が芯まであったまり、さて帰りましょと席をたつ。


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