私のこれまでの人生3

高校もなんとか卒業できた私でしたが、今までの不登校期間が長かったことと抑うつ症状により、充分な学力が足りず大学は現役合格とはいきませんでした。

しかしどうしても入りたい心理学部のある大学だったため、一浪し翌年無事合格することができました。

元々高校時代から心理学の本は読んでいたものの、実際に講義を受けてみると興味深い内容ばかりでとても楽しかったのを覚えています。

私は医学に興味があったので、精神医学と精神薬理学の講義が好きでした。

ですが、私の大学では1〜2年生までは担任の先生がいるのですが、私のクラスの担任の教授は発達障害児・者を専門に研究している方でした。
その教授は話がとても面白く、様々な経験を語って頂きました。
私はそんな教授の人柄に惹かれたことと、自身が発達障害を持っていたため、もっと理解を深めたいと思い、その教授のゼミに入りました。

ゼミ生の友人にも同じく発達障害を持っている方がいて、その方とは1年生の時から仲が良かったので一緒に発達障害についての論文を読み漁ったり良い本がないか探したりした思い出があります。

大学卒業後、私は放課後等デイサービスで働くことにしました。
今まで大学で培ってきた知識を少しでも役に立てたかったからです。

私の職場は開業して3年程だったので、私が入った時は小学3年生の子が多かったです。

ADHDやASD、LDを抱えた子が多く学習の時間にはその子に合わせた教材を用意して、時には自分で紙に問題文を書いたりと工夫しながら接していました。

子どもたちは職員にもよりますが、私にも懐いてくれる子がたくさんいてとても嬉しかったです。

特に私は叱る教育ではなく(時には注意しますが)、褒める教育を意識していて、褒めて伸ばす、褒めて自己肯定感を上げるというのを大事にしていました。

また、精神年齢の高い子には子ども扱いをせずに接することを心がけていました。
特によく話をしたり聞いたりし、周りに信頼できる大人がいるか、困った時に助けを求めたいと思えるような大人がいるかを確認したりしていました。

直接的ではありますが、「先生(私)は、そういう存在が1人でもいたら安心なんだ、今後何か辛いことがあった時に頼れる人がいるか心配なんだ」とストレートに伝えると、先生になら話せるから大丈夫!と言ってくれ、実際に人間関係でトラブルがあった際に相談に来てくれた子もいました。

放課後等デイサービスでの経験は私にとってとても貴重な経験でした。


私のこれまでの人生についてはこれで終わりです。
閲覧頂きありがとうございました。

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