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「奴隷貿易」について書いてみた

頭の中を文章化する訓練、第1回です。
世界史はまだまだ勉強中ですが、現時点で文章化できそうなことをアウトプットしたいと思います。
今回は「奴隷貿易」についての記事を書きたいと思います。
知識も調査力も文章力も・・・まだまだですが、お読みいただけると嬉しいです。

大航海時代がもたらしたもの

15世紀、スペインやポルトガルなどのヨーロッパ人が世界中を航海する、大航海時代が到来します。
新大陸の発見やそれに伴う航路の確立により、現在のように航空機がない時代、帆船で海を行き来することによって世界は繋がっていたと言えるでしょう。

16世紀に入ると、航海技術を持った強国がそうでない弱国を征服、植民地化していきました。そのなかにアフリカ大陸、そして黒人たちがいました。
ヨーロッパ人は彼らを捕獲し奴隷として売買するようになったのです。

その目的とは

黒人奴隷は労働力として酷使されました。
買われた黒人奴隷は、砂糖や綿花などの栽培に従事していました。彼らは当時、牛や豚などの家畜より安い値段で取引されていたそうです。そして嗜好品などの原料を作らせて高く売る、ビジネスとしては大儲けでしょう。

黒人奴隷はヨーロッパ人にとって安価な労働力でした。そして、残酷ですが「家畜以下」の価値だったのです。

イギリスにおける奴隷貿易の終焉

ここで注目したいのがイギリスでの奴隷貿易です。
イギリスも同様に奴隷貿易を積極的に行なっていました。

17世紀にはアメリカ大陸へイギリス人(ピューリタン)が大量に移住していました。
イギリスはアフリカ大陸で奴隷を調達し、アメリカ大陸の移住者たちに黒人奴隷を供給したのです(三角貿易)。

イギリスは奴隷貿易により莫大な利益を得ることができましたが、1807年にイギリス議会は「奴隷貿易(一部)を禁止」しました。そして1833年には「奴隷制度が廃止」となりました。

なぜ儲かるビジネスをやめてしまったのでしょうか?

人道上の問題、それも事実です。
黒人奴隷が置かれる環境は非常に過酷でした。奴隷を輸送する船(奴隷船)内も衛生面等で劣悪な環境のため、病気で亡くなるということもありました。前述しましたが「家畜以下」の価値で取引されていたので、その扱いは想像するに難くないでしょう。
そういった非人道的な扱いに批判が集まったことも理由の一つです。

奴隷貿易をやめたもう一つの理由、わかりますか?

何度か書いていますが、奴隷貿易はビジネスです。
ビジネスにする、それが成り立つ、ということは「儲け」があるからです。

つまり、儲からなくなったということです。どういうことかと言うと・・・

黒人奴隷に砂糖や綿花を大量に作らせていました。それらが世の中に溢れるとどうなりますか?
当然価値は下がります。

アフリカ大陸で黒人を大量に捕獲していました。奴隷にできる黒人の数が減るとどうなりますか?
そうです、価値が上がります。

そう、もう一つの理由はコスパが悪くなったからです。

イギリスの奴隷貿易は「人道的な面」と「経済的な面」で終わりを迎えました。

最後に

お読みいただき、本当にありがとうございました。
「奴隷貿易」について書いてみましたが、どうだったでしょうか?
当時のアメリカ大陸の事情などもっと書きたいことがあるのですが、1回目ということもありエネルギー切れです。まだまだですね。
2回目も投稿予定ですので、次回も読んでいただける文章を書きたいです。
それでは。

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