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日本酒の都市伝説⁉

はじめに

日本酒に対して都市伝説的に語られる事は真実なのか?
普段なにげなく使っている言葉が日本酒由来だったり?
怪談や心霊などにも日本酒は関わっている?

今回は「信じるか信じないかはあなた次第!」な話です。


世間の日本酒イメージの真実

日本酒って日本を代表する酒であり、誇るべき日本の食文化だと思うんですよね。
それなのに、我々日本人の中で他の酒より敬遠されていると感じているのは私だけでしょうか?

もっと日本酒を身近に感じて興味をもって欲しいとの思いで、
いつもとは違った切り口で都市伝説的な話をしていきます。

日本酒は悪酔いする?

正解 日本酒だから悪酔いするわけではありません。
ちゃんとした製法を厳守している特定名称の日本酒(純米や大吟醸など)は悪酔いしません。

安いパック酒などでは添加物が入っていたり混ぜ物で増量していたり簡易的な造りなどをしています。
このような日本酒は肝臓でアルコールが分解されにくいので悪酔いする可能性があります。

ひと昔前はこのような日本酒が広く出回っており消費者が口にする機会も多かった為に「日本酒は悪酔いする」とのイメージになっていったと思われます。
※最近のパック酒は品質も向上しています。悪酔いしないものも多いです。

いわゆる色々な酒を飲む「ちゃんぽん」と呼ばれる飲み方。
飲酒をする方の傾向として最初はビール、その後サワーやハイボールなどを経て最後に日本酒となります。
すでに多く飲酒している上に様々な種類のアルコールが体内に入ってます。
翌日に二日酔いになり「最後の日本酒が悪い」と思われてしまいます。

もちろんどんなお酒でも飲み過ぎれば悪酔いしますので要注意です。

「くだらない」は日本酒用語?

江戸時代は関西が商業の中心でした。
日本酒も灘、伏見などの酒が最高級品でした。

一方、江戸は一大消費地です。
関西の銘酒が江戸に船で運ばれてきて「下り酒」と呼ばれていました。
当時は京都が首都(帝都)なので江戸が下り(現在とは逆ですね)
江戸は他の消費地よりも値段が付いたので良い酒はどんどん江戸に下ります。
そこであまり良くない酒は下らないので、あまり良くないことを「くだらない」と言うようになったそうです。
※所説あります。

江戸の酒屋はブレンド酒

江戸の酒屋さんは量り売りです。甕や徳利を持って行って買います。
現在のように瓶詰された商品ではなく樽から注いでもらう。

樽に入って下ってきた酒は原酒です。
その原酒をどの程度水で薄めるか、在庫の酒をどうブレンドするかが酒屋さんの腕の見せどころだったそうです。

なので当時は銘柄よりも「あの酒屋は旨い」などと言われていたそうです。

当時は酒屋で量り売りで買ってきて家で飲むがメインだったのですが、一部の職人達は酒屋で買ってその場で飲み始めました。
今で言う「角打ち」ですね。
そういう人達が増えると、酒屋さんが簡単なつまみも売るようになります。
これが「居酒屋」のはじまりだそうです。

日本酒とオカルト

お祓いやお清め等で日本酒が使われたりします。

なぜ日本酒にはそういった効果があるとされているのか?

出来上がるまでに八十八の手間が掛かったとされる米は神に捧げる大切な供物なのですが、その米で作られた日本酒は最上の供物とされるからです。

実際に効果があるかはわかりません。
でも農家さんの手間暇と良い米を作りたいとの思い、酒蔵さんの手間暇と良い酒を造りたいとの思いは確実にあります。

その思いに敬意を払い、作り手のパッションを感じながら飲む一杯はいつもより美味しいと思いませんか?

私はそんな日本酒が大好きですし、多くの人に知って欲しいと思っております。

科学的にはわかりませんが思いが通じることもあったりしますよね。

まとめ

〇日本酒は悪酔いしない

〇「くだらない」は日本酒由来の言葉

〇居酒屋は酒屋から派生した

〇日本酒はオカルトにも効果あるかも?

今回はフワッとした話でしたがこれがきっかけで日本酒に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しい限りです。


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