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アンデルセンの家(H.C. Andersen HUS)@デンマーク に行ってきたよ

アンデルセンの家に行ってきたよ。

これだけだと友人の家にふらっと行ってきたかのようですが、おとぎ話の作家として有名なハンス・クリスチャン・アンデルセンの家という名称の美術館+庭園に行ってきました。

こちらはデンマーク王国の中央の島。第三の都市オーデンセにあります。
上空から見るとこんな感じ

建物と庭園・公園の外観。
Visitodense より https://www.visitodense.dk/

アンデルセン美術館は日本人の隈研吾(KKAA)氏が設計した施設。
美術館を含む施設は地下に設置し、庭園・公園が地上面を覆う構成。
自然物と人工物が境界があいまいになっているところや、建物やこのエリアそのものが色々な体験ができる空間となっている構成としているところはデンマークっぽいイメージ。

庭の中を横切るようにトラムが走っているところも、あいまいな境界線でおもしろい。
ちなみにトラムは日中は15分に1回は通るので結構景色に動きがあります。
トラムなので特に踏切も無いですが、これはどこも同じ光景ですね。

見てわかる通りではあるのですが、歩道がうねうねしています。
まっすぐではない。
標識はあるので方向は教えてくれるのですが、場所によっては建物をぐるっと回って次の道にというものもありました。
これがいいデザインなんでしょうね。

さて入口を通ってすぐにチケットオフィス。
大人:165DKK。子供(17歳以下)は無料です。

ハンス・クリスチャン・アンデルセンの家というだけあって、アンデルセンの創作物だけでなく、彼の人生や手記、住んだ町など歴史を追っていくことができます。
さて、チケットを購入して美術館の中へ。

入口では音声ガイドのヘッドフォンを貸してくれます。

優秀。

日本語は無いのですが、英語はあります。
でも借りた方がいいです。
ヘッドフォンにセンサーが付いており、展示の床にある音声ガイドマークの近くにいくと音楽と説明が流れます。
視覚と聴覚と触覚で楽しめますのでぜひ。


H.C.アンデルセンが残したものは?

いくつかの展示を見た後に童話の世界へ。
「The Fairy Tale」と名付けられたその空間では、アンデルセンの良く知られた12の物語を体験することができます。

人魚姫:The little Mermaid 、雪の女王:The Snow Queenやナイチンゲール:The Nightingaleなど。
良く知られた物語の世界がいっぱい。

2021年に建てられたこともあり、新しい展示技術が盛り込まれています。

人魚姫のエリアの写真の写真

大人も子供も楽しめる空間。
子供に合わせた高さ設定の展示もいろいろありました。
おやゆび姫の世界ではミニチュアグッズがいっぱいありました。
かわいい。

いろいろとイメージさせてくれる絵柄


実際に発行された童話集の原本
白黒のトイレ。
トイレブラシが浮いている!


そして美術館の中に、アンデルセンの生家が保存されています。
こちらも入れるとのことで見てみました。

この黄色い建物が生家
中もそのままらしい。 5畳ほどの部屋がつながっている。
ここに5家族が住んでいたときいたけど、どうやって住んでいたのだろう?
昔は家具もあったとか。

お土産屋も充実。
こちらはエントランス近くにあります。

絵本もあります。


夏の良い気候の時期であればこちらのパンフレットのような景色が見られます。
散歩コースにも最適です。

その他にもこちらの施設とは別に、絵が描ける施設があったり、物作りを体験できるワークショップがあったりと様々。
子供が遊びながら学べる仕組みがそこにはありました。

その他、こちらのチケットで、1kmほど離れた「Hans Christian Andersen's Childhood Home」にも入ることができます。
こちらは14歳の時にコペンハーゲンに引っ越すまで住んだ家のようで家の中や庭などが再現されている施設でした。
こちらも趣があって良い歴史資料館でした。


アンデルセンの残した言葉にこういったものがあるそうです。
”Life itself is the most wonderful fairy tale.”

人生そのものが素晴らしいおとぎ話である。
あなただけのその人生を楽しみましょう。

皆さんも是非訪れてみてください。

それでは今日も良い一日を。

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