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片頭痛のプロフェッショナル

殺されても死なない気がする自分だが、唯一の身体の弱点。それは、片頭痛持ちである事。

片頭痛→神経質で繊細な性格の持ち主。そして頭脳明晰…。そんな印象をお持ちの貴方。
フッ…。これだから素人は困りますなぁ。
片頭痛というものは、8割方、母方からの遺伝に影響されるのです。本人の性格やIQは全く関係ありません。ズボラな馬鹿でも片頭痛に悩まされる事だってあるわけです。(それは、私を見れば一目瞭然じゃ。)

また、親切心で「首を温めたほうが良い」「マッサージをしたほうが良い」とアドバイスをくれるのですが、これも間違い。余計頭痛が悪化します。これらは、目の酷使等による”緊張性の”頭痛の場合の対処法なのだな。

さて、片頭痛のメカニズムを超簡単に説明すると、
「脳血管が膨張し、膨張した血管が神経と接触する事で、痛みを感じる」
これに尽きます。
で、その脳血管の膨張の原因は、

①飲酒
②ポリフェノールや発酵食品
③空腹や満腹
④脱水
⑤視界から光や刺激物を入れた時
⑥リラックスした時
⑦長風呂
⑧昼寝、長寝

という事で、自分の場合、①はもうやめられないので無理。②~④はまぁまぁ気を付ける。⑤は、たまに自転車のライトで点滅するタイプのヤツ。あれが正面から近付いて来た時は、ヤベいね。ピカピカさせんじゃねーよって。

問題は、⑥~⑧。
毎日働き詰めなんだから、たまにはリラックスしたいのよ、私だって。しかし、これがイケナイ。それが顕著に表れるのが、連休初日や旅行1日目のホッとした時だ。毎回必ずと言っていいほど、1日目は頭痛で終わるからね。
ホッとしてはならない、って結構地獄じゃないか?

で、片頭痛が起きた時は、病院で処方されているマクサルト(リザトリプタン)錠を飲む。飲むタイミングが合えば1時間半ほどで効いて来るが、タイミングがズレた時や、月数回凄く酷い発作の時は、3時間くらい効き目が無く、プチ地獄。

このプチ地獄を味わっている時間が、月に換算すると15時間程度。この間殆ど何も手につかない事を考えると、まったく無駄な時間である。

今月はこの回数が多く、まったくの無駄な時間が特に多い月だった。そして、さすがに考えた。
「もう、エムガルティを打とう」と。

エムガルティとは、2年ほど前から日本でも使用出来るようになった片頭痛の救世主的な新薬で、発作が起きてから痛みを止める薬ではなく、そもそも発作が起きないようにする注射タイプの予防薬。
1回の注射で効能は1ヶ月。保険適用でもかなり高価な薬なのだが、まぁそのうち安くもなろう。マクサルト錠も、今から10年程前までは保険適用でも1錠300円程する高価な薬だったが、いつの間にかジェネリックが出来て、今や1錠100円程度。有難いものである。

明日は、そのエムガルティを打ちに行く。
注射を楽しみにするなんて何だか妙な心持ちなのだが、頭痛の無い世界を味わってみたい、という期待のほうが大きい。


以上、片頭痛のプロフェッショナルからのレポートをお届け致しました。


お次は、FUJI GS645S WIDE60 Professionalというカメラで撮った、ド素人の写真です。↓















KODAK PORTRA160 / FUJI GS645S WIDE60 Professional

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