見出し画像

イギリス海外就職⑤2年目の憂鬱徒然

日々の仕事の中で、自分自身の成長や変化を実感するのは難しい。

体重が増えた、みたいに数値で分かりやすく見えるわけでもない。

果たして自分は成長しているのか?
停滞しているのか?

イギリスで現地就職をして丸一年になる。

何となく勘所は分かってきたし、
ああ、この件は誰に聞いてみよう、みたいな仕事が捗るネットワークもだいぶ強くなってきた。

自分のどんなスキルがこの組織で重宝されるかも掴めてきた気がする。

仕事は完全リモートワーク。世の中が出社推奨に戻りつつある中、当社にはその気配は全くない。お陰でプライベート時間も十分。

英国人上司は意外とワーカホリックだけど相変わらず陽気で部下思い。いつも勇気をもらっている。

一緒に仕事をしている世界中のメンバーたちも、たまに意見の相違はあるが、一緒に仕事をしていて勉強になることばかり。

総じて安定している。

でも何かしっくり来ない。
持て余すというか。。退屈??
心地良すぎる安定を素直に喜べない自分もいる。

退屈と私は、相性が悪い。
普段なら気にしないような事に悩み出したり、
このままで良いのだろうかと、ネガティブな方に物事を考え込んだりする。

会議の進行やコントロールが上手く出来なかったことを悔やんだり。
他部署の同僚に羨ましいな、とか半分嫉妬めいた気持ちを持ったり。
ちっこいモヤモヤばかり。
この一年、自分は前に進んだのだろうか??

そんなモヤモヤしていた時、同僚の1人が声をかけてくれて、仕事後にオンライン飲みをすることにした。

彼女は全く別の部署だが、私のようにイギリス国外からやってきた仲間で、入社時期も近く何となく気の合う仲間の1人だ。

彼女も似たような悩みを抱えていたこともあり、日々のモヤっとポイントの共有が多いに盛り上がったのだが、気持ちをポジティブに向けるために、この1年で出来るようになった事を挙げあうエクササイズをした。

これがなかなか良かった!
ビールがポジティブレベルを上げてくれたことも大きい。

同時に彼女と話していて、気がついたことがあった。 

去年の私より、出来ること、けっこう増えてるじゃん。

上司に助け舟を出してもらいながらやってたプロジェクトもいつの間にか1人でやってたり

色々な利害関係が絡む打ち合わせも、そこそこにマネジメントできるようになってたり

軽いジョークを飛ばす余裕が出てきたり

入社した時には到底手が届かないと思ってたことが、意外と出来るようになってる。たまに失敗もするが。。

こういう変化って、ある日、逆上がりが出来た!みたいな劇的な変化ポイントがないから気がつかない。

けど少しずつ、この1年で階段を登ってきたのかな。

退屈は苦手だ。
でも、もしかしたら、退屈と感じるタイミングは、自分が気が付かないうちに一山越えたところなのかもしれない。

今まで登ってきた道のりや、今自分から見える景色を、一息ついて見直す良いタイミングなのかな。

さて、次はどの山を目指すのかな?

来年の今頃の自分がこの記事を振り返って何を思うだろうか?
来年の私はどんな景色を見ているだろうか?

今から楽しみだ。 脱ネガティブ!


この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?