境界線のない秩序・永続する均衡

私たちは境界線によって存在を認識しています。

境界線で定められた特定の領域が存在の限界となり、境界線の外にはなにも存在しないものとして考慮しません。

したがって、その存在がどのように認識されるのかは、境界線をどう定めるかにかかっています。

一度定められた境界線がその存在にとって良いか悪いかは関係なく、あらゆる存在がそれを維持する努力を怠らないのは、境界線がその存在の限界になっているからです。

境界線が変わるないし失われると、これまでように認識できなくなります。
それを、存在できなくなってしまうかのように捉えて恐怖を抱くと、境界線を固守しようとします。

実際には、境界線がどう変わっても、存在が消滅するわけではなく、存在に対する認識が更新されるだけです。

境界線がなくなるというのは、存在から限界が取り払われるということで、消滅ではありません。

限界がない存在は、生命エネルギーそのものであり、無限に広がり変動し続けます。

境界線によって定められた限界に固定された存在にとって、無限は認識を超えているので、混沌として捉えます。

しかし、無限に広がる変幻自在の生命エネルギーは、それに対応しうる秩序によって活動しています。
それは、中心から全方向に広がるトーラス構造による境界線のない秩序です。

無限の宇宙の秩序、永続する均衡ということができます。

植物が芽吹き、枝葉を広げ成長するように、無限の中で活動する秩序に沿って、広がり変わって行くことは宇宙の美に適ったことです。

その広がりと変化によって、定められた境界線が失われることに逆らい、存在の現状を維持するために努力を払うことは、より大きな秩序に逆らうことになり、混沌を発生させます。

混沌は、境界線で定められた領域内で起こります。

無限は混沌ではないということがわかれば、境界線が取り払われることは、変容を遂げることであり、より大きな可能性に開かれます。

わかることで、恐怖は消えるのです。

トーラス構造による無限循環は、一週間を構成する太陽系7天体に基づく曜日によって、そのミニマムな秩序体系を視覚化できます。

この一週間の体系によって、無限循環構造の仕組みが明らかになれば、境界線の定める領域内に存在を留めておくことで発生する混沌から離れ、より大きな秩序に身を委ねることができるようになります。

トーラス構造をオブジェとして眺めたり映像で解説する教材などはよくありますが、「惑星かるた」は体験を通して把握できる点が画期的です。
おそらく世界初だと思います。

惑星かるた」はゲームで体験しますが、立体パズルにすることで、トーラス構造をさらに明確に把握することができます。


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