見出し画像

過食改善のために、まずやって欲しいこと

こんにちは!彩季です。
高校〜社会人3年目までの10年間に、拒食症と非嘔吐過食症を経験し、現在は仕事の傍ら「非嘔吐過食症に特化して」サポート活動を行なっています。
(発症〜克服までの経緯は、電子書籍『吐かない過食の治し方〜5つの小さな習慣で思考改革と食事改善を同時に叶える〜』(Amazon)に詳しく記載しておりますので、よければご覧くださいませ。)


過食改善したい!あなたは最初に何をする?



過食を止めたい、早く治したい。
なのに何度も何度も過食を繰り返し、焦りは増幅し、気持ちは最悪……ですよね。

あなたは今、過食を止めるためにしていることはありますか?

”朝ご飯を食べるようにしている
タンパク質を沢山摂るようにしている
自分をなるべく責めないetc…”

SNSやネットで見つけた改善方法を試している方や、

”とりあえず太らないように過食翌日は断食
炭水化物は太るから食べない
極力脂質を摂らないようにしているetc…”

過食改善というよりも、とりあえず太らないように応急処置をしている方も少なくないかと思います。


でも、中々上手くいかない。…何でだろう?


今の課題と目指す場所、すぐに答えられる?



前述した「太らないための応急処置」をしている場合は、過食の原因である栄養不足を解消できていないので、過食が止まらなくて当然です。
もし、私のことだ…と思った方は、これから少しずつ「食べて過食を治す」方へ思考をチェンジしていって欲しいです。

改善方法を実践している方も応急処置をしてしまってる方も、一度立ち止まって下記について考えてみてください。


”自分には今どんな課題があって、どこを目指しているんだろう?”



もしこれがすぐに答えられないなら、あれこれ実践するのはちょっと待って!
あなたはこの問いに対して、例えばこんな風に考えているんじゃないかな?
「えっと…課題は週5の夜の過食がやめられないことで、目指しているのは過食をせず食べることを楽しめて好きな服が着れること?」

確かに「課題」と「目指す場所」なんだけど、これではまだ浅い。
なぜなら、ただ単に過食がなくなったら終わり、じゃないからです。
過食を改善することは、過食にならない新しい価値観との出会い、人間関係、生き方など、あなたを取り巻く環境が大きく変わることを意味します。

だからこそ、もっとあなたの本質的な望みを浮き彫りにして、それを満たすための行動を明確にしていくことが大切なんです😊


過食改善したいなら、まずはこれが先!



あれこれ実践する前にまず行って欲しいのは、

「 思考の整理 」

です。

過食を治したい気持ち、焦る気持ちはとてもよく理解できます。
私もピーク時は毎晩徹夜で泣きながら過食をして、そのまま仕事に行く日々を繰り返していて、治したい気持ちと過食したい気持ちが常に葛藤していました。

あなたの頭の中では、
”どうやったら止められるの…?”
”明日は食事量を減らそう”
”お菓子食べないようにしなきゃ”
”もうこんな生活嫌だ”
と、不快な考えがグルグルと渦巻いているのではないでしょうか。

私の経験上、そんな状態で過食改善に取り組んでも、負のループからは抜け出しにくいです💦

まずは頭の中だけで考えるのではなく、目に見える形でしっかり整理していきましょう!

次の項目で、思考を整理する上でのポイントを10個お伝えします。

やってみる際は紙とペンを用意して、必ず余裕のある時間を確保しよう。
丁寧に書いたり綺麗な言葉にする必要は全くありません。
できるできないという考えは一旦置いておいて、直感や素直な気持ちを大切にして考えてみてくださいね😊


🍀過食改善のためのスタートアップ10🍀



※本質的な望み、課題、行動を明確にしていきます。
心が不安定な今、過食改善の軌道から外れそうになった時の助けになります。
※ヤケクソになりそうな時、頭の中も心もグチャグチャになってきた時だけでなく、定期的に行うのがお勧めです。
※過食改善以外のことにも応用できますので、ぜひあなたの悩み深掘りに使ってください。



①なぜ改善したいのかを明確にする
痩せたい、好きな服が着たい、では不十分。
なぜ好きな服が着たいの?それはなぜ?と「Why?」を3回くらい繰り返して深く考えてみよう!


② ①で考えた改善したい理由をもとに、目標(理想)を考えてみよう
・短期的(例:1ヶ月〜半年)な目標は?
・長期的(例:半年〜年単位)な目標は?


③”今は”何が苦手なのかな?(上手くできないのかな?)
例:夜にお米を食べることが苦手、職場の人とのコミュニケーションが苦手(ストレス溜まっちゃう)etc…

あくまで”今”苦手なだけです。自分はずっと苦手なんだと思い込まないこと。
食に限らず、過食に繋がってそうだなと思うことを書き出そう✏️


④今より上手になるには何が必要だろう?
できるできないは気にしない。思いつくことを何でも書いてみよう。

苦手を得意にする必要はありません!(もちろん目指しても良いけれど、相当な努力がいる)
苦手であるが故に生きづらさを感じているなら、得意ではなく、今よりももう少し上手くなることを目指します。


⑤その必要なことはすぐにできそうか否か?

⑥できそうになければ、それはなぜなのか(何がネック(妨げ)になってる?)
一歩踏み出せない気持ち、何か引っかかってる気持ち……そこにはどんな理由があるだろう?
「Why?」で掘り下げられると◎

⑦そのネック(妨げているもの)を解消するには何が必要かな?

⑧人の力を借りた方が良いと思うことはあるかな?
話すのが苦手…とかは考えず、純粋に「借りた方が良いor借りたい」と思うこと。 


⑨ ⑦や⑧について。今日や明日できそうなこと、やろうかなと思うことは何だろう?
どんな些細なことでも構いません🙆‍♀️

⑩ ①〜⑨を書いた紙をすぐに確認できるところに置いておく
いつでも見直せるようにしておこう!
「あの時の自分はこういう考え方をしていたんだな」と振り返ることができます。
改善をしていく中で価値観や環境が変わっていくと、きっと内容も変わってくるよ😊


_____________________


今回は、過食当時に私が試行錯誤しながら行っていた振り返りを参考に、できるだけ誰でも活用しやすいようにまとめてみました。

実はこれ、今でも使っています。
何だかブレてきてるな、思考がまとまってないなと感じたら、「仕事、学び、生き方・・・」というようにジャンルに分けて考えています。

毎回新たな発見があったりもするので、ぜひやってみてね😊



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?