見出し画像

【FX】ドル円ロング【株】8306+,9104+,6723含み損縮小


前回

【概要】

 東京市場は連騰。
 今日の参院財政金融委員会で維新の藤巻とか言う議員が日銀の植田総裁に、マイナス金利解除による無担保コール翌日物金利(加重平均)が21日に0.074%という小幅上昇になったことについて、上昇幅が小さいというような質問をして、総裁は「利上げは利上げ」と答えたという(笑)のだけれども、この議員の言いたい事というのは、せっかく利上げをしたのに上昇幅が小さすぎて円安の進行を止められないということだと思うのだが、そもそも日銀が利上げをしたのは為替を円高に誘導するためではない。単にインフレの行き過ぎを防ぐブレーキの役目としての利上げなので、インフレが過剰にならない限りは小幅でいいのだ。大幅に上昇したら、今更話題になっている住宅ローンの変動金利その他のローン金利が急激に上昇して、人によっては生活が破綻するような事態にもなりかねない。これが実際に起きてしまったのがアメリカで、今、インフレを抑え込むためにガンガン上げていった金利が国民の生活を圧迫し、FRBは利下げをしたいのに消費、雇用、物価が思うように下がってこないので、手を拱いているのである。こちらは逆に経済指標が悪化しても急激に金利を低下させるわけにはいかない。下げ過ぎればまたインフレが再燃する可能性があるからだ。そのくらい金利の扱いには慎重にならなくてはならないのだ。国会議員のリテラシーが低すぎる。

 政府や日銀は円安に誘導したいのだ。
 国内の物価が上がったとしてもそれは賃金の上昇で相殺される。
 賃金を上昇させるためにはまず日本経済の柱である輸出企業の業績をぐんぐん伸ばす必要がありそれが時間を置いて中小零細にまで波及するはずであるという前提に基づいてまず、輸出企業の国際競争力を高めるために円安に誘導し、賃金を上げ、消費を促し、国内の経済を強くするとう狙いがあるのであって、国内の消費を高める前には円安による物価高騰は絶対に必要なことであり、これを耐えなければ日本の経済は強くならないからこういう対策を取っているのだ。
 だから、国民はひとりひとりにお金がいきわたるまで我慢しなければならないし、我慢すればいいのだ。
 そもそも物価高の根源は円安にあるのではなく、根本的には地政学リスクの高まりによる、原油やガスの値上げが原因のコストプッシュであり、円安はそれに比べるとわかりやすいので、前面に出てきて庶民の敵のような感覚で標的にされているだけで本来、円安そのものにはなんの問題もないのだ。

 もっというと、この人たちというのは円安円安というけど、一体いつの相場を根拠にしてそう言っているのだろうか?
 もう何年も前の1ドル100円近辺で推移していた時期を基本にしているのならもうそれが大きな間違いである。
 その時というのは確かに輸入品の価格等が下落していたし燃料費も安かった、でも企業は儲からず賃金は上がらず、経済は低迷していた。
 今はもうその時期とは違って150円というのがドルに対する円の水準になっていて、それに伴って物価の水準も現状の数値になっているのだというふうに認識を変えるべきなのである。

 そんなこんなで含み損はありながらも実現損益はプラスで今週も終了。

【FX】

 ドル円は151円を割ること無くもみ合い。上記委員会での総裁発言や財務官の口先介入で一瞬円高に振れたがもう戻し始めている。
 これね、円高に振れると世界の認識としては、押し目と捉えられて、円売りドル買いが入ってしまう状況で、仮に介入が入ったらその瞬間に待ってましたとばかり、ものすごい資金が投入されてドルはまた一層跳ね上がるので、とにかく相場の動きに任せて下手に人間が手を入れないほうが得策。瞬間的な効果しかない介入で、せっかく安い時に買ったドルを売っぱらうなんて馬鹿げている。

 また、メキシコ中銀は予想通り、0.25%の利下げをして、政策金利は11%に低下。したのにもかかわらず、ペソ円は無風。なんの影響もないどころかむしろ一時的にペソ高が加速した。ペソが利下げをし、円は利上げをした。それでもペソが上昇した。
 要するにそれだけ円は弱いということなのだ。

【FXポジション】

USD/JPYロング 150.9546→保有中
  同       150.7800→保有中
  同       150.3900→保有中

【株】

 日経平均は一時41000円台を超えて史上最高値を更新。
 8306三菱UFJ、9104商船三井をそれぞれ寄りで買って、30分ほどで利確。
 相変わらず6723ルネサスだけが含み損のまま残っているが、日々株価は上昇して含み損は減少しているので持ち越し。

 長期保有の個別銘柄は、この上昇傾向の中でも下げている銘柄を拾って、少量ずつ買い増し。

この記事が参加している募集

今日の振り返り

今週の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?