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【映画】ケース39

レネー・ゼルウィガー

 「ケース39」はNETFLIXでわりと最近配信開始された映画で、日本で公開されたのかどうかも私は知らないし、当然内容も全く知らなかったわけで、興味が湧いたきっかけは主演女優の”レネー・ゼルウィガー”その1点である(笑)
 この女優さんを知ったきっかけは「ブリジット・ジョーンズの日記」という映画で、とにかくキュートだった。で、その後この人の出ている映画を調べて過去作である「ベティ・サイズモア」「ふたりの男とひとりの女」を観て注目。元々の顔がいつも笑顔のような感じの女優さんなので、この手のコメディ仕立てのサスペンス的な作品だと、泣いているシーンでも泣き笑いのような表情になって、独特の雰囲気があって好き。
 この後「シカゴ」で大きく取り上げられたりもして、わりと大作にも出演するようになったけど、個人的に極度にシリアスだったりゴージャスな映画と言うのがあまり好きではないというのもあって最近はあまり出演作をチェックしていなかった。
 それなりに年齢は感じるものの、基本的にブリジット・ジョーンズの頃のキュートさが続いていて、やっぱり素敵な女優さんだと再確認した次第。

あらすじ

 児童保護局のケースワーカーであるエミリーは既に多くの案件を抱えていたが、39番目の案件として育児放棄が疑われるリリーを担当することになる。
 リリーの両親はふたりとも不気味な雰囲気を漂わせ、リリーはどこか怯えているように見えた。
 後日、エミリーがリリーとした会話から両親が彼女の殺害を企てていると知ったエミリーは旧知の刑事マイクに相談、警察が手助けをするには犯罪の証拠が必要だと言われる。
 エミリーがリリーに自宅の電話番号を教えた数日後の夜、電話が入る。
マイクを伴って救出に駆け付けると、両親はリリーをオーブンで焼き殺そうとしていた。
 その場で逮捕された両親は精神鑑定にかけられる。

 リリーの強い希望により、エミリーは彼女と同居することになる。
 ある日、エミリーが担当している少年が両親を惨殺、その前にエミリーの自宅から少年の家に電話がかけれられていたことをマイクから聞かされたエミリーはリリーを問いただすが、否定される。
 しかしその後、少年への聞き取りで、電話をかけて来たのはエミリーでしかもその声は男の声だったと告げられたエミリーはリリーに不信感を抱き、恋人でカウンセラーのダグラスを彼女と接見させる。しかし、リリーは逆にダグラスの心を探り、不安を植え付ける。
 その夜、雑音だけの電話に出た後、全身から蜂が湧き出る幻覚を見たダグラスは精神に異常をきたし、暴れまわった挙句に死亡。その後、やはり電話を受けた後、マイクもショットガンで自分を撃ち殺して死亡する。

 エミリーは精神病院にリリーの父を尋ね、彼女が邪悪な存在であり、ほとんど眠ることのない彼女が眠りに就く少ないチャンスに彼女を殺害する以外に、彼女を滅ぼす方法はないと教えられる。
 睡眠薬で眠らせた後、家に火を放って焼き殺そうとしたエミリーだが、リリーに先を越され失敗。
 翌朝、死を覚悟してリリーを乗せた車を暴走させるエミリーはリリーが繰り出す幻覚に打ち勝ち、車ごと海に飛び込む。
 エミリーによって後部座席に閉じ込められたリリーは瞬時、邪悪な悪魔の姿に変貌するが、エミリーはそれを振り切って水面に戻り生還する。
車の沈んだ辺りの海面にはブクブクと大きな水泡が湧き上がっていた。

感想

 本作「ケース39」はサスペンスと言うよりはオカルト/ホラーに分類されるのだと思われるけど、視覚的な恐怖というよりは心理的にゾワゾワするような、でも結果的にオカルト系で落とすという、ちょっと変わった感じの映画である。
 その分、やや中途半端な感じも否めないのだけど、展開や画面の遷移がスピーディなので飲酒しながらも飽きることなく鑑賞できた。

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