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わたしが第二子出産で里帰りしなかったワケ


以下にある通り、少し前にわたしは第二子を出産した。

第一子のときははじめての出産子育てということで実家の近くの病院で分娩予約をして、産後〜1ヶ月検診までの約1ヶ月、実家の両親にサポートをしてもらいながら新生児子育てをした。
日々の家事は母親がやってくれ、毎日洗濯がされ、部屋の掃除、3食提供してもらう今振り返ると姫みたいな日々だった。
本当に赤ちゃんの世話だけをするようなそんな日々だった。むしろ赤ちゃんの衣類洗濯や沐浴の手伝いまでやってもらっていたので赤ちゃんの世話すらやっていなかった感すらある。(やることは少ないはずなのにとても疲れていたな…)

そんなありがたい記憶もある中で、今回敢えて実家から2時間かかる自宅近くの病院で出産し、里帰りをせず自宅で子育てを開始することを選択した。

個々のケースはあるだろうが、参考になれば嬉しいなと思います。

里帰りしない理由

1. 上の子の保育園

共働きということもあり、元々保育園に通っていた上の子。朝から夕方まで雨でも晴れでもめいっぱい遊んでくれ、ご飯もおやつもお昼寝もさせてくれる。お友だちも優しい先生もいる大好きな保育園。

里帰りすることで、保育園から遠くなってしまい通えなくなってしまうことが私の心の余裕のなさからすごく不安だった。
上の子ひとりの自宅保育も1日で疲弊してしまうのに、遊び盛りの2歳を毎日満足させられる自信が全くなかった。
実際盛大に赤ちゃん返りもしたが、保育園のおかげでメンタルを保ってくれたようなところもあってほんと感謝してもしきれない。保育園行かせてない選択肢は完全に詰んでいた、と思う。

2.出産にかかる費用

意外と?合理主義なのです。
わたしは無痛分娩をマスト条件だとしていたので、無痛分娩を里帰り先の東京でおこなった場合と愛知県の自宅近くでおこなった場合を比較するとざっくりこんな感じ。
※どこというわけではなく参考値なのでご了承ください。

東京23区内無痛& 個室 80万円〜100万円 +里帰り先での検診往復費用等 

愛知無痛& 個室    56万円〜70万円

この価格差同じ日本?!
わたしが出産したところは通常分娩48万円+無痛分娩費用で8万円で56万円だった。全室個室!お祝い膳はコース料理風で!ドドン!

豪華なお祝い膳
ホテルの一室?!な個室


里帰りと自宅で2パターン検討できるのであれば産みたい病院・行いたい分娩方法があるかどうかで決めてもいいと思う。分娩に関する要望は分娩する本人が一番言うべきだし通るべきなので!
そんなこんなで理想的な分娩先がより手頃な価格であったので自宅での出産を選んだというのが大きい。(里帰り先愛知、住まい東京の逆パターンだったらもっと悩んでたかも。)

3. 親の負担、親とのコミュニケーション(自分の負担)

上の子の時に1ヶ月里帰りした時も、親にもルーティンがあってそこに新生児のお世話や産褥期のケア(据え膳上げ膳)をしてもらったわけだが、それでも気持ち的に大変そうだな申し訳ないな…と思うことが多かった。
個人的な話だが、大学卒業後からきままな一人暮らしをして夫と同棲をしてあまり家に帰っていなかったのでそういう意味でコミュニケーション、というか距離感というのが難しかったんだと思う。
なんというか、甘えづらく逆に気を遣って疲れそうってのがあった。
旅行と違って、1ヶ月単位でいて気軽に帰れないしね。

4.義母のサポート

私たち夫婦はどちらも産休育休を取らなかったので里帰りなし・サポートなしは現実的でなかったので、さすがに夫のお義母さんに2週間来てもらい、泊まり込みでサポートしてもらった。

やってもらったことは、 

夫娘の朝ごはん準備、上の子の保育園への送り、私の朝ごはん、食器片付け、私の昼ごはん準備、食料買い出し、下の子沐浴、よるご飯準備、下の子の授乳、下の子の寝かしつけ(交代制)

とめちゃくちゃなんでもやってもらった。笑
多分遠慮するとお互い気疲れしてしまうしせっかくきていただいて、「来てもらわなきゃよかった」「大して楽にならなかった」という気持ちになるのだけは避けたかったので感謝をしつつ思い切って動きまくって指示しまくっていた。頼れるな、と思えることで心も軽くなるので同居していないとか今まで長時間一緒にいなかったとかあまり気にせず相談して、可能そうだったらガンガン任せちゃうのがいいと思った。(抱え込むのほんとよくない!)

余談ですが、毎日お義母さんの作ってくれる昼ごはんを食べながら夫の小さいときの話や付き合っているときからのエピソードを交換し合うのすごく楽しかった!


5. 夫に新生児との生活をしてほしかった

上の子の時は、入院中に顔出したり里帰り中の週末に実家に泊まって過ごしたり、としていたが、「かわいいね〜」ってなる数時間、数日だったりする。
せっかく来てくれたからおもてなししよう!と家族で張り切っちゃって楽しい報告ばかりしようと頑張ってしまう

本当は楽しいことだけじゃなく、ペースを乱されて「え、いま?」と思うことや不安に思うこと、そんなことの繰り返しなのに。

毎日毎日起きる時間が違って、気を張らなきゃいけなくて、泣き声に包まれた生活がじわじわとどれほど心や身体にストレスをかけていくかママと同じレベルでは気付いてない!と感じていた。
だからこその同じ空間。
結果的に育休を取ってもらうことは叶わなかったけど(めちゃくちゃ揉めた)、新生児期にどんなことが起こるのかなにが不安なのかっていう共有はできるようになるので同じスタートラインにいるっていうのがものすごく大事。

新生児に昼夜問わず授乳する is 育児

里帰りすることで夫婦が一緒に「はじめての〇〇」を迎えられないのはもったいなかったな、と思うので娘やこれから出産を迎える人には状況的に現実的なのであれば絶対推したい!

最後に


実はこんなことをエラそうに語ってきたが、下の子出産後2ヶ月は(退院後すぐ仕事復帰したこともあり)すごくつらく苦しい時期だった。
上記3にも近いのですが、死にそうな産褥期に脳天気にYouTubeを見続けゲームを優先する夫の姿には何度も何度も絶望しています(産後の恨みはなんちゃらってやつ)
やはり単純にやることも増え手も足りない中で、母である自分が家にいること自体が夫だったり家族の甘えになるのですごくいっぱいいっぱいだったな、と思う。
結果的にキツすぎて、病院で産後のカウンセリング受けたり自治体の見守りお母さんみたいな人が何度もうちに訪問してくれて夫のグチを聞いてくれたりとセーフティネットがあったから対外的には飄々とできていたのかなと思う。(え、出来てなかったかな?瀕死なの伝わってた…??)
病院の人とか自治体の助産師さんのヘルプの声がかかったら、恥ずかしがらずに遠慮せずに受けてばーばー涙流しながら涙活したらいいと思う。行政タダなので!
そういうママを生かすのがその人たちの仕事だと思って、ティッシュも時間もめっちゃ使って自分がつらかったことや頑張ったことを演説していい。
結構スッキリするから!


何の話だっけ??
そうそう、里帰り。
結局里帰りしてもしなくてもキツいんだけど、里帰りせずに夫婦でゼロのところから一緒に子育てすることに意味があると思うから多分私はもう一度選択することがあっても「里帰りなし」を選ぶと思う、絶対。

こんなまとめ方にしたのはこの前こんなツイートを見たから。(第二子の不誕生日が近くて個人的にすごく親近感湧いているフォロワーさんなのです)

いや、本当に最初が肝心なのよ。そして多分「最初」出来た人しかこの肝心さを感じない。

そしてゼロのところから、ではなく時系列で言うマイナス?の産前から夫婦で一緒に子育てをする意義を感じているので出産準備を一緒にしやすいようにサービスWedooを作っています。
現在絶賛開発中ですが、興味ある方はぜひこちらの事前登録ページからお申し込みください!


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