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【詩】病を纏う

呼吸をするたびにまとわりつく痛み、

罪悪がわたしを嗤っている


時折、いやたびたび、息をするのは億劫だ

軋んで腹を蝕むいたい いたい いたい
それにどう折り合いをつければいいのだろう


眠たくてわずらわしい

身体の重さ


魂のみになれたら、それは楽になることと同義なのか


ああ、でもまだ遣り残したこと

月並みだけど死ねないな


死ぬな、と伝えなきゃいけない気がするから

もう少しだけ踏ん張れば、たぶんまた

約束を守れる


朝日が昇ってほんのわずかに和らぐからっぽのからだ、手にいれるため、
この夜を越えてみせよう、と決め目を閉じる


息をするのは容易くない

しかしながら、今ここで終わらせるたやすさに身を委ねるのは癪なのだ


逢いたい 貴方に、その想いが消えない限りは息を吐いてみようかと思うのだ

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