【詩】病を纏う
呼吸をするたびにまとわりつく痛み、
罪悪がわたしを嗤っている
時折、いやたびたび、息をするのは億劫だ
軋んで腹を蝕むいたい いたい いたい
それにどう折り合いをつければいいのだろう
眠たくてわずらわしい
身体の重さ
魂のみになれたら、それは楽になることと同義なのか
ああ、でもまだ遣り残したこと
月並みだけど死ねないな
死ぬな、と伝えなきゃいけない気がするから
もう少しだけ踏ん張れば、たぶんまた
約束を守れる
朝日が昇ってほんのわずかに和らぐからっぽのからだ、手にいれるため、
この夜を越えてみせよう、と決め目を閉じる
息をするのは容易くない
しかしながら、今ここで終わらせるたやすさに身を委ねるのは癪なのだ
逢いたい 貴方に、その想いが消えない限りは息を吐いてみようかと思うのだ
サポートいただけると、大変今後の創作の励みになります。私がはちゃめちゃ泣きそうなほど喜びます。いただいたお金は表現活動費(ポエム朗読イベント参加費だったり、舞台を企画する際の制作費用だったり)や生きるための力(カフェでまったり執筆する)にしますので、何卒。