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選挙における「編集」を考える(追記あり)

前職で非常にお世話になったというか、鍛えられたというか、しごかれたというか、とにかく編集の基礎を作っていただいたR25創刊編集長の藤井さんが富山県議会議員に出馬、見事当選されまして。

間近で選挙戦の苦しさを見たこともあり、僕もこれまで以上に自分ごと化して選挙に臨もうと思いました。

統一地方選の後半戦。僕の住む目黒でも区議会議員選挙があります。どういう人が立候補しているのか、時間かけて調べてみようと検索してみたわけです。

自治体の公式サイト見にくい問題

まず見てみたのが、目黒区の公式サイト

立候補者一覧のページ目立たなすぎ。

このページに辿り着いた人って意思を持って訪問してるはずで、どんな人が立候補してるのかって気になってると思うんですよね。

啓発ポスターもいいんですが、まずは立候補者一覧にアクセスしやすくすべきじゃないですかね?

で、一覧ページを見てみたら。

候補者のサイトURLにリンク貼ってない。

候補者それぞれのサイトが書いてあるのはいいんですが、クリッカブルになってない。コピペしろと?投票率上げる気あるのかな。。※2019/4/21追記:このnote書いたあとにクリッカブルに修正されたようです

で。候補者側でまた驚いたのが、「サイトなし」って表記。藤井さんの選挙で実感しましたが、選挙期間って思ったより短いです。できる限り多くの人に発信することって非常に重要ですし、いまや発信にかかる金銭的コストはゼロに近い。実際ブログやFacebookなど使ってる人もいました。「なし」はないでしょ。

候補者のサイトに具体的なこと書いてないこと多い

区がコピペを要求してくるので、仕方なく1個1個地道にアクセスしましたが、ここでも課題が多い。

全員が全員といいませんが、政策書いてるページ見ると、何を目指すかの「What」は書いてあっても、どう実現させるかの「How」がない。もちろん書けないこともあるでしょう。ただ、「How」がないとだいたいみんな同じに見えるんですよね。

高齢者に優しい、子どもたちにも優しい、災害対策ちゃんとする、雇用の創出エトセトラエトセトラ・・・

これだと決め手にならないと思うんだよなあ。

そもそも調べようと思っても探せない

その後、新聞やテレビ局など報道系のサイトを巡ってみたんですが、「統一地方選」で検索して一番上に出てくるNHKですら、扱ってるのは市町村長選まで。市区町村議選になるとページすら存在しない。とにかく候補者へのアクセスのしづらさがヤバいです。

情報調べるプロの僕でも萎えたので、忙しくしてたり、検索慣れしてない人は確実に離脱すると思う。

前回の目黒区議会議員選挙の投票率は39.35%。少なくともこの状況だと、なかなか変わらないんじゃないかなあ。。

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