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ニューヨーク州、現地中学校の成績評価基準はこんな感じ。

A+ 95~100
A 90~94
B+ 85~89
B 80~84
C+ 75~79
C 70~74
D 65~69
E 50~64
F ~50

さて、この謎解きの用に見えるアルファベットと数字は一体なんでしょう?

答えはアメリカのニューヨーク州の公立中学校の成績基準。
A+の成績ということは全てのテストの平均が95点以上であるという事だ。(美術などの科目はもちろん作品に対しての評価となる)
平均が80点をきったらもうBでもいられなくなるのだ。シビアな世界。

成績のつけ方は科目毎に異なるが、ほぼテストの点数で決まるといっても過言ではないほどに、日々行われるテストの点数が重要になってくる。
娘の通っている現地中学校では様々な種類のテストが行われているが、成績にかかわるテストとそうでないテストがある。例えば、全国統一テストのようなニューヨーク州のテストは成績には反映されない。あくまで、授業内で行われる小テストのようなもの、また各単元終了毎に行われる確認テスト、また学期末にはそれを総合したテストが成績に反映されるようになっている。そういったテストの点数の平均を元にして成績がつく。(その他、授業への参加率や課題の提出率なども成績に関係してくる)テストが行われる毎に、それまでの平均値がアプリで確認でき、自分の現在の成績がリアルタイムでわかるという仕組みになっている。
成績の良い子は、途中から日本でいうと科目毎の特進クラスのようなものに入る資格がもらえ(クラスに入る際に別途テストもある)そのクラスで切磋琢磨することとなる。特進クラスでは難しい内容を学習するので、もちろんテストも難しい。そしてテストの平均が80点をきる状態が続くと、特進クラスから普通のクラスへと戻らなくてはいけないという仕組みになっている。
特進クラスでも良い成績を取り続けた子はそのままどんどん難しい内容を学んでいき、高校でも特進クラスに入り、先取りで大学の内容を学んだりできるようになっている。競争社会というか、合理的というか・・・。とにかく出来る子、頑張る子はどんどん上へ上へ登っていけるような仕組みがしっかりと用意されているのだ。アメリカのニューヨーク州は能力が高く、お金もある人にとっては本当にいい場所だ。がしかしそうでない場合は??とも思ってしまう。

アメリカは本当に大きな国で州によっても全く違うと思う。同じ都会でもカリフォルニアに住んでいる友達(ニューヨークからカリフォルニアに引越しをした)はカリフォルニアはそんなにシビアではないというような事を言っていた。アメリカの教育は大学に入ると大変だけど、それまではゆったりしているみたいなイメージを持っている方も多いかと思うが、ニューヨーク州はなかなかシビアなのでご注意を。(ちなみに我が子の通う公立中学校は学校ランキングですごく上位にいる訳ではない)

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