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処方されている薬の話

こんにちは。IKOです。

最近ようやく、うつ状態から脱し始めた感覚があります。現実世界とつながり始めた感じ。
うつ状態の時は、世界から私だけ取り残されたような、みんなは普通に日常生活を送っている中、私だけ深い井戸の中にいるような、なんとも言えない非現実感があるのですが、それが少しずつ、見える世界が色を取り戻してきているような感じです。

とはいっても、無気力な日が多いし、将来に対する不安感も大きい。
勤める仕事がどうしても長く続けられないことが(まだ今の仕事は辞めてませんが…)、不安を増大させています。

双極症の方でも、「仕事をもう何十年も続けられています」という寛解状態の方がまれにいらっしゃいますが、どういう風に生活したらそうなれるんだろう?と不思議に思います。

主治医から以前聞いたことがあるのですが、双極症の、特にⅠ型の方には、70%(だったかな?)くらいの確率で、リーマス(炭酸リチウム)が劇的に効くという統計データがあるそうです。
その話を聞いた時に、結構高い確率で効果が出る場合があるんだな~と感じた記憶があるので、そのくらいの割合だったと思いますが、間違っていたらごめんなさい(~_~;)

私はⅡ型ですし、炭酸リチウムは、催奇形性などの重篤な副作用もあるので、私は処方されたことはありません。

今私が飲んでいる薬は、睡眠薬2種類とラモトリギンなどの双極症治療薬、抗不安薬など、合わせて5種類です。月経困難症の症状もずっと酷かったため、低用量ピルも数年前から飲みだしたので、毎日6種類の薬を飲んでいます。

実感として効いているなと感じるのは、睡眠薬と抗不安薬(ロラゼパム)、低用量ピルの3つのみ。睡眠薬は中途覚醒もあったりする時もあるので、劇的には効いていませんが、飲んでいるおかげで眠りにつくのは早いです。

ロラゼパムは、頓服薬としても時々飲んでいて、希死念慮が出そうなくらい落ち込むような感覚があった時に早めに飲むと、30分程度で気分がかなり良くなります。というか-4~ー3だった気分が、ー1~0まで持ち上がる感覚です。プラスの気分にはなりません。
この薬には何度も助けられています。苦しい時間が短くて済むし、うつ状態からの回復も早くなるし、自殺企図に至るのを防げています。

低用量ピルは「ジェミーナ」という商品名のものを服用しています。これも劇的に効いています。
以前は、PMS(生理前後の気分・体調の不調)やPMDD(生理前の死にたくなるほどの落ち込み)が酷く、出血量も多く痛みも酷い状態で、生理の前後は必ず体調を崩していました。
ピルを飲み始めてからは、それらの症状がほぼなくなりました。
出血は、変なタイミングであることはあるのですが、おりものシートでも間に合うくらいの量の時が多いし、痛みはほぼ無いです。
ただ、出血の期間が、変にだらだら長く続くというめんどくささがあります…。1か月くらい続くときもあります。普通だと長くても1週間くらいでしたので。
女性の方で、妊娠を特に予定していなく、PMSやPMDDの症状がひどいという方は、ぜひ低用量ピルの服用を検討してみてほしいです。ピルの薬の種類も色々ありますし、体に合えば症状がかなり楽になりますよ。

肝心の双極症治療薬ですが、実際のところ、ちゃんと効いているのかな?という実感です…。なんかこうはっきり効果が分からない感じ。
薬が効いているから、ある程度うつや軽躁が防げているのか。
すでに3週間以上うつ状態が続いている(いた?)ので、薬でパッと良くなるものでもないのかどうかも知らないけれど、あんまり薬ばかりに頼るものでもないのかなぁと。

私はうつ期に無気力になることも多いのですが、本当に何もできなくて、ベットとか床に横になって、天井をぼーっと見上げている事しかできないくらいに何もできません。
こういう日が結構多くて、落ち込みが少ない日でも無気力である日が多く、物事が前に進まないというか、やりたいことも何もできなくてモヤモヤばかりが募っていくあの感じが苦手です。

薬飲んでるのになぁ…。ある程度動ける程度までは気分を上げてほしいよなぁと思うけど、実際に体が動かせない訳ではないので、自分の気力で動こうと思えば動けるけど、その気力がないものだから困ったものです。
逆に、薬の副作用なんじゃないか?とか考えてしまいます。

なので、仕事がある日とかは、やはり大変でした。
気力がない中、職場へ行って、体を無理やり動かして作業をなんとかかんとかこなして、帰宅して家事をして。本当は何もしたくない、横になっていたいというのが本音なのに、やらなければいけないことだと思って、無理して頑張っていた感じです。
結局毎回、そういった無理がたたって、体調崩して休職したり辞めることになってしまうんだよなぁ…。おんなじパターン。

うまく双極の波を乗りこなしている人たちって、どうやって工夫しているんだろう?人それぞれ違うから一概にこうっていう答えはないのかもしれないけれど、自分の場合に当てはまるような工夫の仕方を身に付けたいなぁ。

…この、時間をかけて一生懸命積み上げてきたものが、一瞬にしてバラバラに崩れ去るような、虚無感みたいなものを毎回感じていて、それが学習性無気力みたいな症状になって表れているんだろうか?とも考えてみたり、考えたところでどうにもならないことを延々と考えていたり、無気力なのに、思考はえらく働くときも苦しい。
「なにかしなくちゃ!」という焦燥感が体中を駆け巡っているのに、体は動けないみたいな。双極あるあるなのかな?

10年以上この病気と付き合ってきているけど、どんどん悪くなっていっている気もしたり、でも昔よりは希死念慮の回数が減ってきているような感じもしたり。自分の記憶だけだとあいまいでよく判断がつかないので、過去の気分の記録を見返しながら、年・月ごとのその時の状況を表にしてまとめ始めました。現在のところ2020年分までさかのぼって記録しています。

長期的な視点で、どういう要因での症状変化の傾向があるのか、いわゆるライフチャートをただ表形式にした感じのものですが、何か今後に活かせるものが見つけられるといいなと思いつつ。

少しでも何かやろうという気力が出てきたので良かった。
ハードル上げすぎず、無理せず過ごします。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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