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他人を信じてあげられる子になるとは

他人との垣根が低い人になりたいとつくづく思う。

オーストラリア出身の知り合いは、私のことを家族のように扱ってくれる。
余った食べ物があれば分けてくれるし、夜遅くに帰宅する時は危ないからと車で迎えに来てくれる。
ゴキブリが出たときは、素手で退治してくれた(正直引いたが)。
「知り合い」程度なのに、まるでお父さんのようだ。
オーストラリアに来て間もない頃、右も左も分からなかった私にとって、それがどれだけ心の支えになっただろう。

そしてそのような人たちと関わる度に、私は不思議な気分になる。
どうやら、私と「知り合い」の定義が違うのかもしれない。
私の場合、打ち解けるのに時間がかかる。
初めましての人と話すことが嫌いなわけではないが、無意識のうちに私の周りにバリアができるらしい。
海外に行く時に、「他人を信じるな。騙されるぞ」と散々言われたからかもしれない。

「最初、話かけにくかったなぁ」
友達からそう言われる度に、地味に傷つく。
すんなり他人のことを受け入れられるような性格に憧れる今日この頃だった。

最後に、私の中で印象的だった漫画のセリフを紹介してこの話を終わりたい。
フルーツバスケットという漫画で、主人公の透が亡き母に言われた言葉だ。

欲望は誰でも生まれながらに持ってるから理解しやすいけど
良心(やさしさ)は個人個人の手造りみたいなモンだから
誤解されたりギゼンだと思われやすいんだよな
でも透は信じてあげな
疑うなんて誰にでもできる簡単なことだし
透は信じてあげられる子になりな
それはきっと 誰かの力になる

今日の英文

Have confidence in yourself and you will do a great presentation.
自分に自信を持って、必ずいいプレゼンができるよ。

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