見出し画像

阪神忌 追想 その1

風化も美化も嫌だし、あの日の事を書いてみる
色々書き留めてた日記サービスは終了しちゃったし 

あの頃、結婚して大阪のマンションに在住
夫と息子と3人暮らし

あの朝、早出の主人の弁当作る為に起き出してこたつに座った
ドォーンという音と共に突き上げるような衝撃
後から、10秒の揺れと聞いた

隣の部屋で寝ていた夫がなんやなんや?と飛び起きる
未就園児の息子は、怖いと叫んで起きる

私は前後に揺れる食器棚を見つめていた
幸い、倒れなかった
もし倒れていたら、玄関までの通り道が塞がれていた

急いでTVをつけた

燃える神戸が映って絶句!
実家の父が無事か気になって電話
繋がったら、起き抜けで不機嫌な声
地震くらいでと返すから、神戸が火の海と言うと問答無用でガチャ切された

あの頃、震度計の設置が限られていて、大阪より京都府の震度が大きかった
設置場所の地盤の関係と報道で見た

世界が一変した日だった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?