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【七十二候】款冬華‥ふきのはなさく

『款冬華‥ふきのはなさく』1月20から24日頃


二十四節気では大寒となり、一年の中で一番寒さが厳しい時期となりました。
大寒の前の小寒から大寒の間の1月5日~19日頃を寒の内(かんのうち)と呼びます。

小寒に入ることを寒の入り(かんのいり)
大寒が終わることを寒の明け(かんのあけ)といい寒が明ければ立春ですね。




大寒の頃に小寒より暖かい日があることを
『小寒の氷、大寒に解く』というように
物事が必ずしも順序通りにいくわけではなく‥。
そして思い通りにならないこともある。



むしろ、思い通りにならないことの方が多いのかもしれません。
でもそれでこそ生きているといえるのではないかと思うのです。順序通りにいかないことも思い通りにならないことも、それはそれでいいのではないかと。




これまでにも何度か書かせてもらっているように、なにか『事』が起きた時、受け止め方によってまったく違ったものとなる。



試練だと思うのか、不満だと思うのか‥
他者のせいだと思うのか、自責の念に駆られるのか‥悲観し投げやりになるのか‥。
そこから考え、学びそして得るものもあると
前向きに捉えるのか‥。



やはりそれも、自分の中にあり‥。
同じ『生きる』なら、どんなことも自分の糧にして生きていきたい。運気のせいにしてみたり、占いのせいにしてみたり‥
もちろんそんな時もありますが歳を重ねた今、私はやっとそんな風に思えるようになってきたような気がします。




さて、七十二候では款冬華。
冷たい土の中からふきが顔を出す頃となりました。ふきの「ふき」と「ふきのとう」は同じ植物の別の部位です。
春先に咲くふきの花の蕾のことを『ふきのとう』
花が咲いた後に地下茎からでてきた葉の柄の部分が『ふき』です。



子供の頃、道端に咲く『ふきのとう』や『ふき』を祖母が採っていた記憶があります。
その時はその美味しさが分からなかったのですが年と共に、山菜の美味しさが分かるようになりました。
特に天ぷらにすると野菜や山菜の甘味が引き立ちますよね。
春の気配を目で感じ、心で感じ
香りで感じ、そして食を通して感じる‥。
今この時にしかない五感から伝わる『春』に存分に触れながら、新たな春を待ちたいですね。



2023年兎年に入り
一ヶ月が瞬く間に過ぎていきます。
今年は『うさぎ』に関連した場所へ行けたらいいなと考えていて、いくつかの候補の中からこの日選んだのは島根県立美術館
日本の夕日百選にも指定されている宍道湖の畔、山陰最大規模を誇る美術館なのです。
一年に及ぶ大規模改修を終え、昨年6月に再開館しました。




玄関には一際目につく圧倒的な存在感の美しい女性のオブジェが迎えてくれます。


天候が良ければ夕陽がとても美しく、それだけでアートのような絶景が鑑賞できる場所なのですが、この日は、あいにくの雨。
夕陽はまたの機会に必ず撮りに来ようと心に決め、今回はうさぎに逢いに‥。



宍道湖に向かって弧を描くように
うさぎたちが走っています。


後ろ姿がたまりません。笑


一番最後のウサギさん


ちらっとこちらを見てますね。笑



無心で前へ


お尻を高く上げながら


ぴょん

ぴょん

ぴょこ
ぴょこん
ぴょ~ん
ぴょぴょん


前から数えて二番目のうさぎに、西を向きながら触れると幸せが訪れるといわれている
縁結びスポット。




宍道湖名物である「しじみ」をお供えするとより効果的ということでたくさんのしじみの殻が置いてあります。


まるで何かを乞うように



何を想い、そして何を願いながら
眺めているのでしょう。


島根県立美術館の魅力は
まだまだ紹介したい事があり‥
それはまた夕陽を撮りに行った際にお伝えできたらいいなぁと思っています。



そして‥
ある日の大山。
美しい雪景色に心癒されて‥。









 







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