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江戸時代 5歳で将軍になって8歳で亡くなった将軍の話


 
徳川将軍といえば、15代いることは、みんなが知っていると思うけれど
何人知っていますか?
 
有名なのは、初代の家康、2代目の秀忠、3代目の家光。
生類憐みの令で有名な5代目の綱吉
暴れん坊将軍の8代目綱吉
そして最後の将軍15代慶喜
 
そんなものですよね。
 
石ノ森章太郎が書いた「日本の歴史」という漫画があります。
全部で48冊。

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33巻は犬将軍の5代目綱吉亡き後の
6代目家宣(いえのぶ)
7代目家継(いえつぐ)
の時代が描かれています。
 
時代は18世紀になったばかりの1700年の前半。
新井白石の行なった「正徳の治」が描かれています。
 
6代将軍の家宣には息子が4人いたけれど
当時5歳の家継以外は、病死をしています。
 
6代将軍、家宣もインフルエンザで51歳で亡くなっています。
(当時は治療薬もなく、インフルエンザは死の病でした)
 
5歳で将軍となった家継は、政治を行うことができなかったので
側用人の真鍋越前守顕房が、幼い将軍の御前で
大名に対して命令を伝えるという形で政治を行なったということです。
 
しかし、家継は、風邪をこじらせて
肺炎のために8歳で亡くなっています。
 
6歳の若さで壇ノ浦の海で
亡くなった平安時代の安徳天皇を
ついつい重ねてしまいます。
 
江戸幕府は270年にわたる長期のものでしたが
長い歴史の中には、世継ぎが途絶えそうな
危機もあったのですね。
 

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