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今日はアドラー心理学ではなく 森田療法

森田療法には、基本となる色々な言葉がある。

そのひとつが「両面観」

どんなことにも、表があってがあって裏がある。

神経症の人は「両面観」を持てずに
「一面観」が強いらしい。

なんだか納得。
物事の見方が偏っているというか、
アドラー心理学の劣等感の克服で伝えたように

自分の偏見に気づくことがすごく大事。

当たり前かもしれないけれど、優しさ100%の人なんていない。
どんな素敵な人だって、100%は無理。

自分にとって理想な人はいない。
そもそも理想というのは、欲望の脳味噌が作り出した物なんだ。

人のキャラクターはひとつではない。
優しさの裏側には、寂しさがあるかもしれないし、

優しさの裏には、無理して優しくしていることだってあるかもしれない。
 
そもそも、人は誰でも、その人の人生があるのだから、
人のために優しさ100%なんてあり得ないのだ。

まったくの幻想なんだ。

優しくされないから、不満を持ったり
優しくできないから、自分を責める

そんなことをしなくたっていいんだ。

人間の心には、いろいろなキャラクターが混在している。

クヨクヨしているのもそうだし、ビクビクもそうだし
快活も元気もそう。

ビクビクがダメで、元気がいいというように
どれかが優秀な感情なんていうことはなくて
どれもこれも、全く同じように大切な気持ちたち。

扱うのが好まれる感情ばかりを可愛がるのではなく
扱うのが大変な感情も、そっと椅子を出してあげる。

「ここにいていいよ」
 
どんな気持ちがいても許してあげる、認めてあげる
そんなスペースを心の中に作っておく。

小さなテーブルと、あったかい飲み物と、
ちょっとしたクッキー

やがて、気持ちたちは疲れが癒されて、立ち上がるでしょう。
そんな故郷のようなホームタウンの灯りを心にともしたい。

そんな自分を出発点にする。
他の誰かになることはできないから、
自分になり切る。

そこが私の出発点。
そこが私のスタートライン。



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