追悼 鳥山明先生、ありがとう!!


ここしか書くところが無いので書かせて下さい。
鳥山明先生ほんとうにありがとうございました。

小学校入学直前に引っ越して来て、友達のあまりいなかった私。ある日突然、母がドラゴンボールの単行本を何冊も「大人買い」してくれた。
何故だったのか、それは今も分からないけれど
夢中になったその一冊を教室に持っていくと
周りの子達が自然と話しかけて来てくれて、
私は暗い小学校生活を抜けることが出来た。

やがてドラゴンボールが好きな女の子と親友になり、30年以上たった今も彼女は1番の親友だ。
「毎週水曜日夜7時」それは私の生きがいだった。
テレビの横に張り付いて、オープニングソングを録音したり。悟空やクリリンを描いて後ろに割り箸を付け、紙芝居をしたり。思い返すと、まるで大恋愛のように虜になった。
それは「ド」と頭につく言葉を目にするだけで、心が踊るほどに。あれほどに何かに夢中になったことは後にも先にもない。

今もたくさんの面白い漫画はあるし、もっと複雑なストーリーのものも山ほどあるけれど。
そういうんじゃないんだよなぁ…
あの時代、あの年頃、あのタイミングで。

私が好きだったのはドラゴンボールZまでで
そのあとは色んな噂も聞いたりしたけれど、
他の漫画家さんたちの追悼コメントを読むと
「やっぱり鳥山明先生はみんなのヒーローだったんだな」と、なんだか心から安心してしまった。
大好きな作品がだんだん良く分からないものに変わって行った寂しさや悲しさが、ふっと成仏して行くのが分かった。

私の初恋は悟空のライバルのベジータだったと思う。いや、水戸黄門の飛猿と同じ頃だったかなw
あんなにもワクワクする瞬間をありがとう。
あんなにもドキドキする時間をありがとう。

悟空の兄だというラディッツがやって来た日。
悟空が黄金のスーパーサイヤ人になった瞬間。
ベジータが仲間に?なって、共に戦う高揚感。
フリーザとの決戦。
テレビスペシャルで泣いた父、バーダック。

この先の人生であれほど心躍る作品にまた出会えることがあるだろうか。
あれば、素敵だけれど。

鳥山明先生、多くの力を分けていただき、
ほんとうにほんとうにありがとうございました!
あなたの作品が今も世界中で愛されていることを
1人のファンとして、心から誇らしく思います。
どうぞ、安らかに。ありがとう。ありがとう!


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