まだ寒くて眠っていたい
布団から出たくないように
桜はまだ咲かない 蕾つぼみにもなっていない

あなたへの愛に似ている
そんなふうに ただ愛してる
覆ふくせない 今のわたしの腕では
振り向かせられない 誇れる魅力がない


そう黙って 風に吹かれて
縮ちぢまって ガタガタ震えて
桜はまだ咲かない 打算へもほど遠くて

寂しさに泣ける日もある
悔しさに負ける日もあって
くだらないジョークを飛ばし ごまかし
それでも向けれない前には 厚い壁が

ある...


険けわしい冬を越えたのに 春にはまだ届かない
バラつく心がもがいても 上手にできない
恋を今してる あなたにしてるから


儚はかなげな愛を知ってる
道半みちなかばで もうやられてる
負けが似合う わたしのバカげた恋に
桜はイジワルで咲かない 泣いてばかり

願うことしかできなくて
祈ることで 精一杯で
春と冬のあいだ 駄々だだを捏こねたい
蕾つぼみが付いたなら希望もできるはずで
でも まだ まだ ねえ

そう...

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