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脳をだましてなりたい自分になる方法

タイトルだけを見たら

○騙されている

○怪しい情報

と思う人がほとんどではないでしょうか(笑)


私も自分でこれを書いていなければ、怪しいと思うと思います。

でも、結論から言うとこの方法は現役脳科学者の先生が書かれた著書から学んだ最新科学です。

これを学んで以来、脳に負けることは格段に減りました。

○やる気が起きない

○三日坊主

○頭ではわかっているのに

こういう時、先生の著書で学んだ方法を活用しています。


世間では「コロナ痩せ」「自粛太り」「自粛疲れ」など、色んなワードが飛び交っているようですが、テレビを見なくなって(見れなくなって)3年以上も経過すると、自分に必要な情報だけを入手することが可能になります。

↑あ、ちなみにお金が払えないから見れなくなったとかではないです。念のため(笑) うつで雑多な画面やうるさい音、情報量の多い画面が心を疲れさせてしまうので、離れたというだけです。テレビを見る環境はあります。


唐突ですが、「君のやる気スイッチ」という某塾のCMをご存じでしょうか?


人間の脳には、確かに「やる気スイッチ」があります!

それは淡蒼球(たんそうきゅう)と言います。

具体的な位置は大脳基底核(だいのうきていかく)という場所にあり、視床下部や記憶を司る海馬などの近くにあります。

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上の画像の赤い部分が大脳基底核で、線条体・視床下核・淡蒼球・黒質から成る器官です。

大脳基底核をピックアップすると下の図になります。中央にあるのが「淡蒼球」。この記事の主役です。


淡蒼球=やる気スイッチと言いましたが、スイッチであるからには押さないといけません。

脳は本来怠けもの

「やる気が起きたら」

「その気になったら」

この考えに従ってしまうと、やる気は待てど暮らせど来てくれません。

そう!スイッチは「自分で押す」んです。


ここまで読むと「えー。3日坊主の私はダメだわぁ」とか、「私には一生やる気が起きないわ」等と悲観的になる人もいるかもしれません。

でも、ちょっと待って!

先生は自分のやる気スイッチを押すための、具体的な策を授けてくれています。じゃなかったら、私は自分のやる気スイッチを押せていません(笑)


3日坊主は当たり前?!脳の自然な働き

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何をやっても続かない。

3日坊主で終わってしまう。

そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

でも、心配ご無用!脳は本来怠けものなのです。

ちょっと語弊がありましたかね?怠け者というより「慣れる仕組みがある」のです。

ちょっと想像してみて欲しいのですが、日々目にするモノや景色にいちいち初体験の時のような感動やドキドキを覚えていたら、寿命がどのくらいあっても足りませんよね?

だから、脳は「慣れる」ようにできています。

これを馴化(じゅんか)と言います。

なので、3日坊主や続かないことで自分を責めたり落ち込む必要はありません。

とはいえ、何かを成し遂げたい時、この馴化はやっかいな問題になります。そこで、淡蒼球=やる気スイッチを押す必要があるのです。


小さなステップで脳はやる気を起こす!ヒントはBERI

では、淡蒼球=やる気スイッチを押すための方法をご紹介します。

方法はB・E・R・I

B=Body(ボディ) 体を動かす

E=Experience(エクスペリエンス) 経験・体験

R=Reward(リワード) ご褒美

I=Ideomotor(イデオモーター) なりきる


それでは、1つ1つをもう少し細かく見ていきましょう。

B=Body 体を動かす

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これはトレーニングや運動をするという意味ではありません。淡蒼球を動かすスイッチとしてのBodyは、「その場に自分の体を持っていく」ということです。

分かりやすく例題をあげると、例えば「ピアノが弾けるようになりたい」とあなたは思っている。ピアノはあって、やる気がない。やる気をずーっと待ってる、待ってる、待ってる・・・やってこない。

そんな時は、自分の体をエイっと無理やりピアノの前に持っていくのです。そうすると好きな曲から弾き始めて、気づいたら3時間練習しちゃったなんてことになるということです。

出かけるのもそう。「出かけたくないなぁ」、「あと5分してから」と思ったら、まずはルームウェアから着替えてみる。お出かけの準備が整ったら靴を履く。ここまで来たら、さぁ出かけよう!ってなりますよね。


E=Experience 経験・体験

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淡蒼球を動かす意味でのExperienceは、慣れてしまった・馴化した環境に身を置き続けるのではなく、新しい環境に身を置く。

といっても、外国に行くなどいきなり高いハードルは必要ありません。

いつもと違う駅で降りてみる。

いつもと違う道に入ってみる。

いつもと違うお店に行ってみる。

これだけのことで、淡蒼球のスイッチが入り、やる気が起きます。


R=Reward ご褒美

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これは分かりやすいですよね。自身の目標ややることの先にご褒美を設定するということです。

ただし、ちょっとしたポイントがあります。

なるべく、小さめのご褒美と低いハードルの目標を設定することです。

いきなり大きなご褒美では、脳が馴化してしまいますし、大きなご褒美を得るための大きな目標では諦めてしまいます。

例えば、今日やろうと思っていた勉強やToDoリストが終わったら、小さなお菓子をご褒美に食べる。

買いたいものがあるから、これを達成したら買うといった感じです。


I=Ideomotor(イデオモーター) なりきる

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これが一番分かりづらいかなと思いますが・・・。

分かりやすくするために私の恥ずかしい過去を晒します(笑)

私が社会人4,5年目の時に毎月のように遊んでいた親友がいました。その親友の彼氏さんの先輩が、親友と彼氏さんと遊びに行った時にダーツを教えてくれたそうです。

毎月遊んでいても、私は親友と一緒ならどんなことでも楽しかったのですが、親友の方は好奇心旺盛で色んなことをやりたいと思っているタイプでした。

教えてもらったダーツがたいそう気に入ったらしく、親友から連絡があり「今度遊びに行くときにダーツをしよう」ということになりました。

ここまではなんてことない話なんですが、ぶっ飛んでいた私と親友は、ダーツをして遊ぼうと言った当日、ダーツバーに行く前にあるところで待ち合わせをしました。

そう。そこがダーツ屋さんだったのです。

中野のブロードウェイにある(←今もあるかは分かりません)プロダーツプレイヤーも買いに来るような有名なダーツ屋さん。

試投もさせてもらえるダーツショップで、ああでもないこうでもないと探していた時、気さくな店員さんが丁寧に教えてくれようとしました。その店員さんが発した言葉に、私と親友と店員さんが固まることになります。

「ダーツはどのくらいされていますか?」

予め言っておきますが、店員さんは何も悪くありません。また、ある意味では私達も別に悪いわけではありません。

その質問に私と親友は答えました。「私が初めてで」「私が2回目です!これから一緒に投げに行こうと思って・・・」

店員さん「・・・・」


さぁ、脱線が長くなりましたが、これがIdeomotor=なりきるということです。例えば、ヨガを始めたいからヨガ用の服を買って、マットを買って・・・。鏡に写る姿はインストラクターとはかけ離れていても、やる気スイッチ的にはそれでいいんです。

自分が上手になった様子をイメージして、そこに近づこうとするスイッチが入ります。


ここまでをお読み頂ければ分かると思いますが、ほんのちょっとのステップで、人の脳はスイッチが入るんです。

逆にやる気を待っていたら、待てど暮らせどやってはきません。

皆さんもこれをやりたい!夏までに!コロナが終息したら!

色々と目標やなりたい自分があると思います。

ダイエットもそう。

やる気が起きない、そんなときは是非この記事を思い出してみてください。

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