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水音に深いところで癒される、水カンリンバ

雨の音、川の流れる音、寄せては返す波の音。
水の音にただ、耳を傾ける。

そういう時間を持つことは、忙しい私たちにはちょっぴり贅沢なひととき。
けれどたったそれだけでもス~っと心が静まり、なぜだか深く癒される不思議。

水は地球の血液、きれいな水が巡る平和な世界を願った水の楽器について。


缶の中に聖水を閉じ込めた素朴な楽器、水カンリンバをつくる

各地の湧き水などきれいな水を合せ、缶の中にその水を収める。
その水音は、コポコポコポと静かに缶の間を流れ落ちていく。


処理を施した缶の淵を指先で弾く。
水が鳴っている感覚が手に伝わる。水が共鳴して波紋が広がるように。

なんてシンプルで、それでいてあたたかい楽器なんだろう。


旅する音楽家マリオさんが、「森や木と対話できる楽器を」のリクエストから生み出した水カンリンバという楽器。
2019年に、たしか西東京で開催されたワークショップに参加して作ったのが最初の出会い。


スチール缶を危なくないように処理して組み立て、
合わせ水を入れて閉じ込め、和紙で丁寧にくるんで完成。


合わせ水は、「地球の血液であるきれいな水を合わせることにより、地球がきれいに浄化されていく」というハワイの古い教えからきていて


その日はかのホクレア号に乗って運ばれた水やハワイの聖地、フランスのルルドの泉やら世界中のきれいな合わせ水。
そして日本の屋久島や青森や、四万十や長野や各地のきれいな湧き水が合わさったのでした。

なんだかそれだけで世界が水で一つになった感動。水を大切にしていきたいという想いが沸き上がる。


そうして生まれた世界に一つのマイ水カンリンバを奏でてみると。

水音なのに、ス~っとまるで清涼な風が吹いたかように、
こころが安らぎ、からだも軽く感じた最初の瞬間のことを今でも鮮明に思い出す。

できあがった初代水カンリンバは、主に自分でリラックスしたいときと
施術の前に、クライアントの頭上で奏でて使っている。
毎回皆さん絶賛されるのである。


ふるさとでもある諏訪大社前宮の水眼(清流)

ついにロングバージョンくくりひめを、故郷諏訪の聖水で作成

ワークショップに参加した時別の参加者が、9本缶で作るディジュリドゥのようなロング水カンリンバをつくっていて。

4缶でさえこの浄化力。きっと9本缶の奏でるザーッとした清涼感は半場ないだろうな。
いつか故郷諏訪大社前宮の清流、水眼のあのお水も合わせつくってみたいな。とさらに夢膨らんだのでした。

そしてついに、4年の時を経て実現する時が。
楽器や音への愛と技術と知恵の妖精のようなSAKURA工房のacoさんの手ほどきの元、9本をつなげる「くくりひめ」というタイプを製作。

5月のウエサク満月の早朝に、故郷である長野県諏訪の諏訪大社前宮の清流、水眼のお水を大切に持ち帰ったものも合わせ水して収めました。

偶然という名の必然なのか、うっかり中のpullタブを取るのを忘れたことにより、水音にキラキラとうっすら金音が加わりそれもまたいい味に。

そして仕上げを施し、6.21宇宙元旦ともいわれる夏至の朝に誕生しました。


わがふるさと、そして世界各地のふるさと。
水の流れに耳を傾け、きれいな水と平和へ想いを寄せ。受け取ったバトンを私なりのやり方で繋いでいきたいと改めて思います。

(ちなみに、水カンリンバの音はインスタのリールにUPしております。プロフィールにのせてあるHPからもご覧いただけます)






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