ー恋とは、これほど恐ろしく熱いものなのか・・・。ー映画『愛してる、ジュリー』
恋は盲目とあるように
恋をすると、正気でいられる人なんていないのかもしれません。
映画『愛してる、ジュリー』は、狂うほど熱くて危険な恋をした二人の女性を描いた作品。
今回は、この美しくてどこか恐ろしい映画に隠された
こだわりや衝撃の事実などなど・・・
もう一度見てみたくなる豆知識をお届けします!♪
● 兄弟監督の共同作品!
今回、共同制作に挑んだのは
これまで数々の短編映画を共に制作してきた兄弟、
フィオナ・ノヴァ監督とピエール・パオロ・パブロ監督
アメリカ・ニューヨーク州のマンハッタンで育った彼らは、
イタリア語、フランス語、英語などを話せるトライリンガル!
姉のフィオナは、
現在ロサンゼルス州に拠点を置きマルチクリエーターとして活動中!
また、LGBTQ+などダイバーシティについて社会問題にも発信しています。
弟のピエールは、
コロンビア大学を経て監督や脚本家
またアニメーターとして様々なプロジェクトに挑戦中!
才能に溢れた兄弟は、これからの新時代を作り上げる貴重な人材!
そんな二人の今後の活躍は見逃せません!
ぜひ、彼らのオフィシャルサイトやInstagramもチェックしてみてください♪
● 実在してた・・・主人公ジュリー
今回の作品で描かれた
熱くて危険な恋をするジュリー。
なんと、このジュリー・・・
実在した人物を元に描かれたのです!
その人物とは、17世紀フランスのオペラ歌手兼剣士であった
ジュリー・ドービニー
彼女が生きた波乱の人生は、さまざまな本や映画で語られてきました。
未だたくさんの謎に包まれたジュリーは、
剣士である父の元に生まれました。
一人娘である彼女は、男性のように育てられたと言われています。
そのため、幼い頃から男の子のような服を身につけ
フェンシングなどに取り組んだそう。
そんな彼女の初恋は、フェンシングマスターの男性。
一度は、彼と地元を逃げ出し暮らしていたそうです。
フェンシングの実力が優れていたジュリーは、
頻繁に周りから女性であることを疑われました。
そこで彼女は、女性だと証明するため人々の前で服を脱いだとか。
いずれオペラに目覚めたジュリーは、
歌手活動をしているときに観客の女性と恋に落ちました。
その女性は、両親によって修道院に入れられてしまい
そんな彼女を追って、ジュリーは修道院に火をつけ
二人で3ヶ月ほど逃走したそうです。
この出来事こそが、
今回の映画で描かれているのですね!
信じ難いほどのこの物語。
実際に起きていたと考えると、何だか恋の力ってすごいな・・・
と色んな意味でドキッとさせられます。
歴史上に大きなインパクトを残したジュリーだからこそ、
これまで沢山の人によって語られてきたのでしょう。
● 美しい映像へのこだわり
この作品の魅力の一つであるのが、
絵を描いたような美しい映像。
そこには、様々な作品の影響があったとか。
監督によると、今回参考にした長編映画がいくつかあったそうです。
それは、
スタンリー・キューブリック監督の映画『バリー・リンドン』(1975)や
セリーヌ・シアマ監督の映画『燃ゆる女の肖像』(2019)など
オシャレで美しい映像が特徴的な作品に魅力を感じ研究を重ねて
やっと今回の映画が出来上がったのですね!
さらに、フランスを舞台にした作品を制作するにあたって
キャストやスタッフのほとんどが英語圏出身にも関わらず
なんと実際にフランスまで行って撮影したそうです!
よって、他では撮れない
フランスの絵に描いたような街並みが
そのまま作品に映し出されているのですね!
そんな恋の美しさと恐ろしさを同時に描いた
オシャレでセンスに溢れたこの作品。
ぜひ、SAMANSAで何度でもご覧ください♪
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