人の目を通して映る心の鏡の中の自分は、他人からどんなふうに見えているのだろう。
心の鏡に映る自分は、他人の良いところ、悪いところがハッキリ分かる。
しかし、自分は自分自身を正確に把握できていない。

『あの人のこういうところが嫌なんだよな』
『この人は理解していない部分があるんだよな』

そう感じることがある。
でも、それは自分目線で物事を見ているからに他ならない。

自分自身にも良いところと悪いところが絶対にある。
他人もそう。
他人の悪いところを見た時、それを鏡を通して自分自身を見つめ直す。
逆もある。
他人の良いところを見た時、自分はそれをできているのかと問う。

人それぞれ良い悪いの出方は違う。凸と凹。
人間イコライザーみたいだ。

だけど…
不得意なことはやっぱりできない。
やろうとしてもやる気が出ない。
悲しいけどそれを責める人もいるだろう。

だから凸と凹なんだ。
私のダメな部分は、できる人に埋めてもらえばいい。
逆に私の良い部分をできない人へ埋めてあげればいい。
まるで、ジグソーパズルのようにピタッとハマったら気持ちが良い。
そういうピタッとハマる人、この世の中にどれだけいるのだろう。
やはり、波長が合うとか一緒にいて楽しい、疲れない人ということなのか。

自分と他人の間に心の鏡を置くと客観的に捉えることができる。
鏡を通して見る他人、
鏡を通して見られた自分、
これらをどう自分が受け止め感じるか。
これから先も鏡を使って、未来の自分にどれだけ反映していけるだろう。
鏡に映る自分は、いつも幸せに満ちた笑顔でありたいと願う。