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大学生である私がSNSをやらない理由

唐突ながら、私(21歳、男子大学生)はSNSをやっていない、Facebookしか。
本当はFacebookもやめてしまいたいのだが、
諸事情あってやめることが出来ないので、Facebookのみ動かしている。

斯く言う私も、中学、高校に通っていたころは、
LINEをはじめとするありとあらゆるSNSをやっていた、
Instagram然り、Twitter然り、Snapchat然り。

どうして、まるで女子高生のように、色々なSNSに手を出していた私が、
40,50代のおっさんのようにFacebookしか使わない状態になったのか。

この場を借りて考えたいと思う。
(決して、Facebookしか使わない方を馬鹿にしているわけではありません。)

その前に、そもそも若者全体が、SNSを離れていたのならば、
元も子もないので、まずは若者のSNSの利用状況を調べてみた。

1.若者のSNS利用の現状

総務省が開示している「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、
SNSの利用状況は以下のようになっている。

https://www.soumu.go.jp/main_content/000765135.pdf
引用元:https://www.soumu.go.jp/main_content/000765135.pdf

やはり若者を中心に、SNSの利用率は非常に高い。
特にLINEは9割近くの人が利用している。
次いでTwitter、 Instagramといった感じだろうか。
私の大学でも、連絡先の交換はLINEのみならず、
TwitterやInstagramを介して行われているので、驚きはない。

個人的に驚いた点としては、
・10代のMixi、GREE、Mobage利用者がいること
・60代にもSnapchatが広がっていること

(20代の私でさえMixiは使ったことない、化石のようなものだと思っていた)

引用元:https://www.soumu.go.jp/main_content/000765135.pdf

平成24年からの変化を見ると、LINE、Twitter、Instagramを中心に、
SNSは広がっているといえる。
つまり、SNSをやめた私は時代全体の流れとは逆行しているといえる。

2.私がSNSを辞めた理由

前置きが長くなったが、本題はここから。
私がなぜSNSを辞めたのかについて考えたい。
思いつく限りの理由を箇条書きしようと思う。

• 時間の無駄だと感じた

これが間違いなく一番の理由といえる。
中学生の時はLINEのタイムライン、高校生の時はInstagramやTwitterの投稿にどれほどの時間を費やし、捨てたことか。
電車の待ち時間にポチポチ、友達を待つときにポチポチ、
果ては友達と遊びながらポチポチ。
流れてくるものは大して面白くないが、なぜか指は動く。
まるで発作。


「SNSという当たりのないスロットマシンに、
時間というコインをつぎ込み続けた。」
得たものは、何某がディズニーランドに行ったとか、
何某が美味しいオムライスを食べたという事実。
所詮、私にはまったく関係のないこと。百害あって一利なし。

先日、「Iressistible 僕らはそれに抵抗できない」という本を読んだ。
”SNSの画面を、指でスワイプして最新の投稿にロードをする行為は、
スロットマシンを引くのと同じだ”
という文を読んで、
妙に納得したのを思い出す。
要は、SNSというのは、ギャンブルと同じぐらい魅力的で、
沢山のドーパミンを生み出すということだろう。

• 他人の目を気にしなくなった&他人が何をしてるかを気にしなくなった

SNSに投稿をしなくなったことも理由の一つといえる。
SNSに、どこかに行った写真を載せたり、
何かをした写真を載せることを無意味に感じだしたのだ。

自分のしたこと、見たことを本当に話したい友人とは、
直接会い、その時に話せばよいと考えるようになり、
SNSに投稿する理由がなくなった。

また、他人のSNSでの投稿は、私にとってどうでもいいことだと
強く感じたことも理由の一つだろう。
ひねくれた見方かもしれないが、
SNSは「みんなが着飾った自分を見せる場」だと感じていた。
例えば、夏休みに避暑地で過ごす優雅なひと時を載せたり、
恋人と学生には分不相応な夕食を食べる写真を載せたり。

SNSに載せるバカンス写真のイメージ
高級な夕食のイメージ (男性のいらすとがなかなかなかったので、
女性のみのものにしました、他意はないです。)


私には、SNSは自分が如何程すごいか、
幸せかを見せつける展示場
のような場所であると感じ始め、
それを見るのは退屈だからSNSを辞めたという話だ。

SNSやスマートフォンが登場するより前の生活への憧れ

私は平成12年、2000年生まれだ。

引用:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc111110.html

総務省の「数字で見たスマホの爆発的普及」によれば、
2013年頃から、個人にもスマートフォンが大きく普及しだしたと思われる。 これは私の肌感覚とも合致している。
つまり、私たちの代や少し下の代が、
ギリギリ携帯電話が広がるより前の生活を知っている最後の世代といえる。

小学生の時は、友達は勿論のこと、親や友達の親御さんも
スマートフォンを持っていないので、待ち合わせが不便であったし、
今の子供たちのようにYouTubeのような
新しい娯楽もそれほど一般的ではなかった。
しかし、不幸せだったかと聞かれれば、決してそうではなかった。
寧ろ、当時の方が、人と人との交流を深く感じていたし、
温もりもあったと思う。
(当時は小学生だったので、大学生の今より直接のやり取りが多かったためでもあると思う。)
SNSによって、直接的な対人関係が薄まっているのではないか
と思い始め、辞めた。

話はそれるが、時折、今の子供たちを不幸に思う。
YouTubeやスマートフォン、発達したゲーム機など、
これ程までに魅力的なものが身近に溢れた状態だと、
それに抗うのはかなり大変だろうと思う。
勿論、それらは悪いだけのものではないけど、
「薬も過ぎれば毒となる」ように
上手くコントロールしないと、
大切なこと、大切な経験を得ないまま、大人になってしまうように思える

3.最後に
長くなったので、この辺で筆を置こうと思う。
最初の具体的な投稿が、年寄りのぼやきみたいになってしまった。
それは大いに反省して、今後活かすとしよう。

一つ言えることは、SNSを辞めてしばらくたつが、
後悔はないし、不便でもないということだ。

もし、SNSを使いすぎている、SNSのせいで何かを失った、
と思う方々は是非一度辞めてみればいいと思う。
辞める時は周囲に一声かけると、その後がスムーズかもしれない。

他にSNSを辞めた方、SNSを始めない方、
是非コメントで理由を教えていただけないでしょうか。

質問、感想は大歓迎ですが、
所詮は、手記のようなものだとご理解の上で、
宜しくお願い致します。

(SNSは良い側面もあり、全てが全て悪いわけではないことは、
重々承知しております。
この記事は、個人の感想、考えだと思って読んでいただければ幸いです。)

苦瓜







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