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僕のPV増やす執念をみてもらえたら、銀座でどんな感じでトイレ研究したか想像つきますよね

世間で水商売と言えば、バーテンからスケベなヤツまで含まれるかもしれませんが、僕の定義付けとしては、BARは重飲食で、風俗は風商売。なんで区別するかというと、働いている人種がちょっと違う。なんだかんだバーテンって教養ある人が多く、例えば新地でBARをやっているという141ちゃんって人がいるんですが、記事読めば分かっていただけるかと。

あっ!やっぱ間違いかも。

風俗関係は腹括った人が多いかなあ。そこまで多くの人を知らないから、ちょっと断言できない。

それで水商売の人種がどうかというと「クズとポンコツ」の寄せ集めです。希に仕事が出来る人がいるけど、そういう人は同じ店に長く居ることが出来ない。簡単に言うと「悪貨が良貨を駆逐する」の図式が顕著な世界です。

昔から水商売の人間は「金が好きか、酒が好きか、女が好きか」そういう人たちと言われてますが、だいたいは当たってます。
だから、仕事のやりようによっては出世は早い。

僕はプロフィールに「銀座でペーペーの黒服からオーナーに」って書いてます。なんで、銀座で働く事になったのかは、また別の機会に書くとして、
ペーペーの黒服になったのは30歳。かなり遅いデビューです。
そこからオーナーになるまでにかかった時間は2年。

その原点は「トイレ掃除」にあります。
最近はそうでも無いんでしょうが、僕らの感覚じゃ新米の定位置みたいなもので、僕もそこからでした。

僕がいたお店は、ホステスが常時20数名。銀座では「中箱」といわれるクラスのクラブで、この規模だと、銀座の高い家賃相場の関係で、客席面積の最大化を計るため、更衣室もホステス専用トイレもありません。だから客用トイレをホステスも使うわけです。

もちろん、お客さんの99%は男性です、なので洋式個室の隅にある四角い箱に「女の子のアレ」を捨てるのはお店の女の子ということになります。

僕は変態ではあるけど、そういう趣味はないので、ため息をついて、四角い箱の真っ黒い袋を取り替えるわけです。
それに夜のお店には、手洗いの下の戸棚などに、生理用品も常備されてますから、その補充なんかもする。

多い日もあれば少ない日もある。ある日、僕は気付きました。

生理のホステスが多い日は店が荒れてるな

酔い潰れたり、お客さんと揉めたり。トラブルと生理の相関関係を見出したのです。そして、

ホステスの生理周期を把握すれば、コミュニケーションが上手に出来るかもしれない。

そう思い付いてからは簡単です。ひたすらマメにトイレチェック。ホステスがトイレ入ったら、後で隙見て四角い箱を見る。
もちろん、ホステスの顔色、肌ツヤ、声などなど。とにかく「なんか体調悪そう」とか「機嫌が悪そう」とか、生理に結びつく情報収集に没頭し、お店のホステスたちの生理周期をほぼ把握した頃。

もうみんなと仲良くなってた

考えてみると当たり前です。体調や機嫌を気に掛けてしょっちゅう声を掛けたし、研究対象として捉えてるからエロい目で見ない。

トイレに着目した僕は、他の情報収集にも取り組みます。ターゲットはお客さんです。

お客さんのトイレの使い方で、品性が分かるんじゃないか?と考えた僕は、使用後のトイレチェックをはじめます。やはり相関関係ありました。

さて、職場にも変化が訪れます。
黒服の仕事で「付け回し」「メンバー」と呼ばれる重要ポジションがあります。ホステスを客席に付けて、タイミングをみて席から抜いて、別の席に付ける。そういう仕事です。

その「付け回し」をやっていたマネージャー。これが女好きで、風紀(ホステスに手を出す事)やって、依怙贔屓するもんだから、ホステスから批判が集中し、そのポジションから降ろされることになりました。本来なら店長が代わるところです。
しかし、僕のホステスを見る目がエロくない事に気付いたママが、鶴の一声で、経験の浅い僕に「付け回し」をやらせたのです。

ここで僕のお客さんのトイレ使い方情報が活きます。「付け回し」にはお客さんとホステスとの相性を見抜くセンスがまず必要なのです。

あ~。なんだか長くなりました。文章的にも微妙なんですが、とにかく、いわゆる精神論的な「トイレ掃除」はバカバカしいけど、そんなんじゃない「トイレ掃除」もあると。
あと、水商売の話書いたよ。と。

捻りもなんもないが、暑いから思いつかんのじゃ~!
男も生理があるらしいし、そっちかもしれんけど。


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