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電車が2-3分遅れただけで駅員が謝る国の仕事

東武ワールドスクウェアに行ってきました。ここについては多くを語る必要はないでしょう。
とりあえず、本物とミニチュアを比較して下さい。

「体重が違うみたい」って余計なお世話です。木がちょっと違うかな。

↑↑↑これ本物。ちゃんと自分で撮った写真。

↑↑↑こっちがミニチュア。どうですこの精巧さ。穿った見方をすると、ある種のビョーキと言えなくもない。

オリンピックも近づいてインバウンドの時代と言われてるけど、日本人の「おもてなし」の良さは、フレンドリーさじゃなくて、一歩間違えたら狂気ともいえる、このような几帳面さなんだよなぁ。
ないものねだりかもしれないけど、それはお腹いっぱいというかね。

昔バックパッカーやってた頃、そりゃもうトラブルなんてしょっちゅうあったけど、どこいっても誰か助けにきてくれて。
例えば、タイのウドン・ターニーという街で、もう一銭もなくなって行き倒れた事があるんだけど、屋台のお姉さんが、タダでご飯食べさせてくれて、そこら辺の人々に声かけて、チェンマイまでのバス賃と、お小遣いをカンパしてくれて、バスディーポまで送ってくれたんだなぁ。似たようなことはバンクーバーでもあったし。

アメリカじゃあ、田舎町とかフラフラ歩いてると、車が止まって。「どこ行く?」って聞いてきて、
「暇だから、プラプラしてる」って答えると。
「じゃあ、うちで飯でも食ってくか?」
なんてしょっちゅうだった。

これが日本だったらどうなの?困ってる人がいてもまず声をかけない。
助けてを求めても「上の者が」「役所が」なんて、責任取りたくないしね。
よその国なら「大丈夫、大丈夫」と笑っている事を(そればっかりでちょっと腹が立つこともあるけど)一緒になってテンパっちゃったりね。

とはいえ、慣れないフレンドリーさを押し出しても付け焼き刃だし、まあ、日本もさ、何事も、もうちょいおおらかに、明るくやった方が楽しいんだろうけど、この几帳面さだからなぁ。
ミニチュアの精巧さにはたまげたけど、昔の旅先での出来事も思い出して、少し複雑な気持ちになった初夏のある日でございました。

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