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【GO!GO!カエム教授-001】緊急指令!秘密研究所を脱出せよ《大多喜無敵探検隊 外伝》

 ビー!ビー!ビー! ビー!ビー!ビー!

 いつもは沼の底のように静かな地下の研究所内に、非常事態を知らせる警報が鳴り響いた。この突然の警報音と激しく明滅する赤い光に慌てふためく白衣の研究員たちの横を、銃を構えた警備員が列になり足早に走りすぎる。
途中、指揮官が足をとめて、皆に穏やかに語りかけた
「OKみなさん大丈夫!なんでもありません、どうか落ち着いて」
意識して穏やかに語ろうとしているものの、彼の口調には明らかに苛立ちが溢れていた
「それぞれご自分のラボに戻り、指示あるまで決して出ないでください」

指揮官はそう言い切ると踵を返し、警備員たちの後を追った。その先にはこの研究所最大のドックがあるのだ。

 ここはアメリカのネバダ砂漠の真ん中に地下深く建造された研究施設、国防に関する重要な研究を行っている。
ここには、国内はもちろん友好国からも優秀な人材が招かれ、そして国家機密保持の観点からも、この巨大なこの地下施設の中で暮らしながら研究をしていた。しかし一生遊んで暮らしてもおつりがくるほどの高額な報酬と、ここで任務を終え、外の世界に出てからの将来の名声を約束された待遇が待っているとはいえ、なかには家族と離れ離れになる寂しさや、自由に出られない窮屈さがストレスになり、心を病んでしまう者も多々おり、そのような研究員がたびたび脱走騒ぎを起こすのだ。今回も多分そんな感じではなかろうかと思われるが、ちょっと指揮官の苛立ち具合がいつもと違うのが気にかかった。
研究が終わるまでの数年間、ここで好きな研究に没頭していればいいだけなのに、途中で耐えられなくなったとはいえ何もかもを投げ出してまで、逃げることはないじゃないか。だいいち国家機密に関することなので、脱走は即刑務所行きが当たり前なのだ。
あぁここまで紹介が遅れた、申し訳ない。
私はJeff rootジェフ・ルート。核物理学研究の第一人者の偉大な日本人教授の手となり足となり、彼を常に一番に支える研究者だ。教授の名はSUEYOSHI、だが彼は自らを『KAEMU』と呼ぶ。日本には名前とは別に屋号というのがあり、彼の屋号はカエムというのだそうだ。よく分からないがそれ以来、私たちは皆、彼をプロフェッサーカエムと呼んだ。たまに様子を覗きにやってくる政府の高官たちも、彼に親しみを込めてProf. SUEYOSHIではなく、Prof. KAEMUと呼んでいた。
なにより彼は物凄い、最初は我が国に負けた国の研究者なんて、同胞を殺戮し恐怖に陥れたあの日本人の教授なんてと、はっきり言って軽蔑し少々見下していたのだが、そんな気持ちは彼の豊富な知見と推論の前に、最初の3日でひっくり返った。
そして軍が戦後早々にニューメキシコ州で回収した謎の飛行物体の動力構造を解明し、さらに適切な電力供給と操作で初めて再起動させるまでのその最初の一か月で、彼はこの研究施設の第一人者に一気に昇りつめたのだ。
この謎めいた飛行物体は1947年にこの施設に回収され、以来何十人もの優秀な研究者が集まって入れ代わり立ち代わり弄り回しても、この30年もの間ピクリとも動かせなかったのだから、Prof. KAEMUの偉業の衝撃は計り知れないものだ。その一報を聞き、すぐにワシントンから大統領が彼に会いにきたぐらいだ。
プロフェッサーカエムは、ひょっとしたら第二のアインシュタインなのかもしれない。いやいや彼ならアインシュタインも越えられる!
そんな彼についていけば、この私も、きっといずれは学会の第一人者になれることだろう。よしよし私の人生は安泰ノープロブレムだ!

「おぉ神よ、私をプロフェッサーカエムにお引き合わせいただきありがとうございます!」

「‥んん?ルートくん、な、なんかボクを呼んだのかな?」
思わず声に出して神への感謝を叫んだところ、なんと当のプロフェッサーカエムがすぐそこにいた。私は赤面した。
それにしてもプロフェッサー、今日はなんで作業員の服を着ているのでしょうか?
「ルートくんは確かさーうまい日本食をさー、た、食べたいって言ってたよね確かさー」
いつも以上にタドタドしい口調で不思議な笑顔を浮かべる教授の顔に、一抹の不安を感じながらも私は答えた。
Yes!Prof. KAEMU!」(はい!プロフェッサーカエム!)
その私の解答を聞き、教授はニコリとして話を続けた
「ボクの田舎にはさー、たけのこ山があってさ。真っ白で春の香りいっぱいのタケノコが摂れるんだ。‥ルートくんにご馳走したい」
What???
私の頭の中に、とっても大きなクエスチョンマークが浮かんだ。
「ルートくん、いくよ。大多喜に」
「今掘らないとね、たけのこダメになっちゃうんだ、男手が必要なんで来て」

・・え?え?なんだかよく分からない。そもそもTAKENOKOってなんだ?プロフェッサー、私はそんなものは別にいらないのですが。
間髪入れず教授は私の前にズイと無造作に作業服を差し出した。
「これ着てはやく!」
ひぃ!
教授の気迫に呑まれた私は急いで白衣を脱ぎ、この施設のメンテナンス要員の服に着替えた。
「さぁいくよ第二ドックに(ニッコリ)」
なんでも警備員は一番大きな第一ドックに誘導したという、あそこには軍が密かに回収してきた謎の飛行物体が幾つも置かれており、この施設の中では最も重要なエリア。そこにちょっとした仕掛けをしたので、警備員が釘付けだから余裕でここを出られるという。
「しかしプロフェッサー、ここから、その、‥O、OTAKIまで砂漠を越えて歩いて行くのでしょうか?」
今度は教授が、まるで鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をした
「なーに言ってんのルートくん、大多喜はずっと遠いの、だから太平洋から行くの、歩いてなんて無理!ムリムリムリムリムリ!」
オーバーリアクションないつもの教授らしく、顔と腕を振りまくって無理だと表現してくれた。なるほど、これは本当に無理な距離なんだなと理解した。伊達に教授とは一年近く付き添ってない。
ではどうするのだろう?
「‥この前完成したあの赤い一号機で行くんだな、青い二号や黄色い三号よりいちばん調子がいいんだな。」
え?勝手にアレを持ち出していいのでしょうか?
「お、表向きは長期テスト。長時間の運用テストが出来てないんだ。新しい動力源もプラズマ発生装置も、そして反重力場のテストも‥」
私は絶句した。
「そそ、そしてこれはレジャーでもあるんだな働きづめは体によくないんだ、‥ボ、ボクはいい上司なんだな」

呆然とする私を第二ドックへと急き立てて走る教授。警報はずっと鳴り続けているが警備員は教授の言う通り誰も来ない。みんな第一ドックに釘付けなのだろう。しかし教授は第一ドックに何を仕掛けたというのだ?
それよりなにより、ここを勝手に抜け出したら国家機密漏洩やら国家反逆やらの罪で、私は刑務所行きじゃないのか?‥あれ?あれあれ?私の人生が音を立てて崩れていってるような気がするぞ!?
そんな不安が次から次に湧き上がりつつも、先ほどから「ルートくん早く!move!move!move!」と急き立てる教授の気迫に呑まれて、結局は走る教授を必死に追う私だ。

 ほどなくして私たちは第二ドックに到着、教授がついこの前に完成させた水陸両用特殊マシン三機のうちの赤い一号機の前に立った。あらためて見上げると非常に巨大なものだ。全長19m×全幅6m×全高6m。新開発の動力装置の小型化がどうしても出来ず、設計段階からどんどん大きくなって結局このサイズになった。こんな巨体では道路を走ることも早々出来ない。代りに謎の飛行物体からのリバースエンジニアリングで反重力場を発生し、むりやり浮いて移動できるようにしている。しかしその反重力発生装置も長時間の稼働がまだ出来ないといった代物だった。

(レッドロブスター号は、アメリカの秘密の研究施設エリア51で、UFOのリバースエンジニアリングとカエム教授によって開発されたスーパーメカなのです!)

「ルートくん行くよ、たけのこ!」
私の返事を聞く前に、教授はこの赤茶色に塗られた巨大マシンの屋根にある戦車みたいなキューポラに登り、そしてソソクサと中に入ってしまった。
間髪入れずに教授がマシンを起動させたようだ、ブーン!という低周波の振動音がドックの床に伝わってくると同時にコックピット内に灯りがともった。
このマシンは常温核融合炉から膨大な電力を生み出しており、万が一にも爆発でもしたら、この地下施設は勿論、町の一つぐらい綺麗に吹き飛ぶほどのエネルギーを、なんと核物質からではなく水素の一種、重水素から生み出している。この動力源自体も教授のオリジナルなのだ、いやはや恐れ入る。これは明かに未来のテクノロジーだ。到底20世紀の、この1977年のどんな科学者でもここまでは真似できまい。その大きなヒントとなったのは、先の軍が回収した謎の飛行物体だろうが、いくらヒントがあったとはいえ半年もかからずに、ある程度安定稼働できる試作品をゼロから組み上げられるセンスは尋常な頭脳ではない。普通ならここまで来るのに何年もかかるだろうし、その過程で2回や3回は大爆発しててもおかしくないような代物だ。それほど常温核融合とは飛び抜けたテクノロジーなのだ。‥でもまぁこれから爆発するかもしれないけどね。
そんなことを思いながら呆然とマシンを見上げる私に、スピーカーから声がかかる
「ルートくん何してんの早く乗って!」
えぇぇーーーー!本当に行くのか!
私は半ば諦め、その巨大マシンの大きなキャタピラに足をかけ、赤いボディ側面に如何にも突貫工事でつけられたラダーに手をかけてよじ登る。そして開いたままのキューポラから体を滑り込ませた。
キューポラの蓋が自動で閉まると共に、マシンの心臓部がさらに一段回高い振動を始めた。ズーン!と腹に響く低周波がマシン全体に響き渡る。
「ルートくん核融合炉がいい感じに臨界きたよー。さて、‥い、行こうか」
目の前の分厚い鉄のゲートが真ん中から上下に割れて、その先に申し訳程度の灯りがともった暗いトンネルが覗く。
トンネルとひと口にいうけど、これは直径30mはある巨大なものだ。その巨大なトンネルに薄暗い灯り、、どうも地獄の底に続いているようで、見るたび心がぞわぞわする、私はこのトンネルがいつも苦手だ。

 この秘密の地下トンネルは、実はデスバレーの地下を抜けて約400km先のロサンゼルス北西、ポイント・マグ州立公園沖の太平洋まで続いている。トンネルはこの先5kmから海水に満たされており、そこから先は潜航モードで進むことになるだろう。キャタピラでは精々時速80km/hだけど、潜航モードではキャタピラをしまい込んで、さらに前方の2つの大きなハサミのついたマニピュレーターを船の舳先のように変形させるので、かなりスピードが出るのだ。確か実験では最大で90ノット、つまり167km/h(1ノット=1.852km/h)!‥そうすると、この秘密の地下トンネルなら渋滞もないことだし、太平洋まで凡そ2時間半もあれば出れそうだな。
そんなことを考えているうちに目の前のゲートは開ききり、それを指さし確認したプロフェッサーカエムはひとこと「RED LOBSTER, Are Go! (レッドロブスター号、GoGo!)と叫び、床から生える長いシフトレバーを前方に倒した。
途端に左右4つのキャタピラが第二ドックの床を勢いよく蹴り出し、いかにも重たそうなこのマシンが、グンと前に突き出るようにして動き出した。しかしその音ときたらひどいもんだ、第二ドックの鋼鉄の床を、やはり鋼鉄のキャタピラが引っ掻くので物凄く不快な金属音がドック中に響き渡っている。
そしてこれだけ激しい音だ、当然のように警備員たちに気付かれ、ほどなくして無線が飛び込んできた。同時に数名の銃を持った警備員がマシンの左右に展開だ。
ん-なんだかコレは絶体絶命のピンチなんじゃないのかな?私の人生がさらに崩壊していく音が聞こえるんだが気のせいか‥。
彼ら警備員は無線を通しガナリ声でこのマシン、レッドロブスター号に誰が乗っているのか?どこに行くのか?と質問を浴びせる。
しかしプロフェッサーカエムは少しも怯まず自分の名をいうと、このマシンの研究開発のため、これを太平洋でどうしても稼働させたい、どうしても今日やりたい今やりたい今じゃなきゃダメなんだ、これは私の役目なのである!と言い切った。
‥今やりたい今日やりたい、、一体どんな駄々っ子なんだろうとも思うが、私の経験からも、突き抜けた研究者は皆どこかヘンテコリンなところがあり、それがプロフェッサーカエムほどになると、一介の警備員ごときでは何も言い返せず判断できない、無線を寄越した警備員は上層部に確認すると言って一旦無線を切った。

 警備員が周辺に展開していて、うっかり踏みつぶしかねないので、先ほどからマシンは一旦停止中だ。私たちはレッドロブスター号の操縦席にジッと座り、警備員がいう上層部への確認の結果をさっきから待っているわけなのだが、中々連絡がこない。
人一倍せっかちなプロフェッサーは、そのせいでずっとイライラしている、しまいにはイライラが募って「もーおそいおそいおそい!おそいおそいおそいおそい!」と手足をジタバタ振りながら喚きだした。
そして最後に「んんー!もー日が暮れる!」と叫ぶと、徐にシフトレバーを前方に倒し、いきなり再度前進開始!しかも今度はフルスロットルだ!
ギャギャギャギャッ!と物凄い音を立てて鋼鉄の床を空転するキャタピラだったがやがてグリップを戻したと思うと、間髪いれずにシートに貼り付くような加速がきて私は仰け反った!レッドロブスター号はその巨体の尻を沈ませ、今度は一気に暗いトンネルめがけて突進し始めたのだ。こ、これが常温核融合炉のPowerなのか、‥凄い!
そこに新たな無線が飛び込んだ、この研究所の代表、スミス所長だった。
「プロフェッサーカエム、警備員から聞きました。テストにしても手順を踏んでいただかないと困りますよ。一旦お戻りください。」
プロフェッサーカエムは答えた
「もーみんな遅いからね、‥ま、待ってらんないんだなー、ちょっと太平洋で色々テストして戻ってくるから安心してね。‥お、お土産もってくるよ。」

(謎めいた所長 ジョン・スミス氏)

所長はしばしの沈黙のあと、静かに語りだした
「‥OK、分かりましたプロフェッサー。念のため付近の沿岸警備隊、そして海兵隊にも連絡し、警戒させるようにいたしましょう。そのマシンはリバースエンジニアリングの成果でもあり、我が国の国防の要になる技術の集大成でもあります、ソビエトなど共産圏の諜報員に知られるわけにはいかんのです。」
スミス所長自身もプロフェッサーの力量は十二分に理解しており、そして彼のちょっと厄介な性分も理解している。その上で研究所としても彼を失いたくないのだろう、子供のように無邪気なプロフェッサーの「わがまま」を、今回も受け入れる判断をしたようだ。
そうなるとこのミッションは、一応は研究所の許可が下りた形となるな、私の未来も安泰だ。‥まぁ許可が下りたのは太平洋沖での稼働テストまでだけどね。
プロフェッサーは太平洋に出たとたんにOTAKIだのTAKENOKOだのと、またよくわからない日本語を言い出すかもしれないが、そこは助手である私が何とかがんばって止めてみたい。
そうしている間にもレッドロブスター号はトンネル内をぐんぐん進み、やがて海水の中に飛び込んだ。
いよいよ潜航モードだ、私はプロフェッサーに指示されるまま4つのキャタピラを小さくまとめてしまい込み、目の前に突き出たままの大きな2本のハサミをたたみんで、マシンの鼻っ面に押し込んだ。これにより突起物が減って、水中で物凄い速度が出せるのだ。
「じゃーさ、‥る、ルートくん行くよ、‥ハイドロジェット点火!」
いちいち何をやるのか叫ばなくてもいいんだろうけど、なんでも日本の特撮映画では、操作をする前にその操作名称を叫ぶのが通例らしい、これもプロフェッサーに聞いた話だ。なんとも日本とは不思議な国だ。

 レッドロブスター号はハイドロジェット推進で、この海水で満たされたトンネルの中を進み始め、そしてどんどん加速していく。やはりこのマシンは陸を這いずり回るよりこっちの方が向いているな。さっきまでのキャタピラとはだいぶ趣が違って、こっちの方がまだ静かだし第一なめらかだ。まぁそれでも船首から吸い込んだ水を高圧で船尾に噴きだしているので、水を吸う音はかなり賑やかだ、ちょうど操縦席の下で2~3台の洗濯機が回っているような感じだな。
さて、このまま無事に太平洋に出て、潜航テストやプラズマ砲のテスト、反重力クラフトのテストをすることになるな、一応やっておかないとスミス所長にも申し訳が立たない。それに大体の場合はプロフェッサーじゃなく助手の私がスミス所長に怒られるんだ。なぜならプロフェッサーはそもそも言うことを聞かないし怒られても全く気にしないので、もう皆に諦められているから、、まぁ私がある意味プロフェッサーのお目付け役でもあるわけだ。
しかしそのスミス所長も中々謎の多い男で、フルネームはJohn Smithジョン・スミスというところからして、あまりに普通過ぎて逆に偽名じゃないかと思っているんだ。所長はどうも異星人に絡む極秘プロジェクトに参加していた人物で、謎の飛行物体、ようはエイリアン・クラフト絡みでこちらに配属されたようだ。
そういった人物だという噂があるので、睨まれたら非常に宜しくなさそう、痕跡もなく地上から消されてしまうかもしれないし、火星の秘密基地にあのトップシークレットの空間転送装置「スターゲート」で飛ばされてしまうかもしれない。スターゲートは前にここに配属した際の研修で一回経験したけど、そもそも私はアレはNo thank youだ。ゲートを越える時にまるで全身に火が付いたような感覚に襲われて、ゲートを越えてからもしばらくは体中が痛くて痛くてたまらない、頭もずっとクラクラしたよなぁ、お陰で私は2日寝込んだんだ。
ただまぁ言われたことをしっかりとやってさえいればノープロブレムだろう。その辺りは良くも悪くもスミス所長はドライにcoolに見てくれていると思う。
そういえばプロフェッサーは第一ドックになにか仕掛けをしたといってたな、いったい何をしたんだろう。ことによっては私がまた怒られかねないぞ。いやはや困ったな。
そんなことを次々ぼんやりと考えながらも、この暗いトンネルを私たちの乗るレッドロブスター号は滑らかに進む。一路ポイント・マグ州立公園の沖合5km地点、水深100mにある秘密のゲートに向かって‥。

【注意】登場人物名及び組織・団体名称などは全てフィクションであり画像は全てイメージです…というご理解でお願いします。

【あとがき?】
「GO!GO!カエム教授」は、ここの本題「大多喜無敵探検隊-sinse197X」の外伝。ちょうど一年ほど前に、このnote雑記でご紹介した、私が子供の頃に想像して楽しんでた、あの恐竜探検隊ボーンフリー号も真っ青のスーパー探検マシーンを元にしたお話です。 ↓
【雑記】スーパー探検マシーン レッド・ロブスター号
内容的には、私が昭和の子供の頃に散々読んだ、小学生向けの21世紀の未来を語った本や雑誌、学研の科学と学習、同じく学研の勉強できる漫画「ひみつシリーズ」みたいな感じになったらよいなぁと‥。そうしたら今のチビッ子たちにもそれなりに面白がってもらえるんじゃないかなぁとかボンヤリ夢想してます。でもノリで書き始めちゃったので、この先どうするかまともに考えておらず今も悩み中です。
そんな私自身は今のところ「無事に太平洋を渡らせてなるものか、大多喜に行かせないぞ!そうだ、試作機だしいっそのこと核融合炉を暴走させて大爆発させてやろうかウシャシャシャシャシャッ(※)」とか企んでおりますが、はてさてどうしようかなぁ・・
ちなみにですが、この先、いつの日か無事にカエム教授が日本に、大多喜にたどり着いたなら、そのときは大多喜無敵探検隊メンバーとからませて滅茶苦茶にしてやりたいと考えております、そのための「外伝」なのです
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
【※注意】核融合炉はその仕組みから基本的に暴走もせず大爆発させられないのです!あり得るとしたら燃料となる重水素の爆発か‥。他にも炉が万一破壊した際の放射線の被害も軽微なもので、中性子が少々もれる程度です(え!?)

そうそう、カエム教授のモデルは何を隠そう、やはりこのnote雑記でちょっと前にご紹介させていただいた伝説のアクがない白いたけのこ「大多喜カエムたけのこ園」のご主人です。
詳細は、以下参照 ↓
【雑記】父が愛した伝説の白タケノコ「大多喜カエムたけのこ園」タケノコご飯にタケノコ味噌汁
敬虔な皆さんは「ご本人に許可はとったのか?まさか無断で!?」などと心配に思うかもしれませんが、前に「カエムさんのたけのこをSNSで紹介しますね」と当人にお話したところ「ありがとねーどんどんやって」と言われましたので、今回さらに拡大解釈!稀代の天才科学者としてご登場いただきましたー
\( 'ω')/うぇーい

挿絵に関しては、大多喜無敵探検隊-since197X同様に、画像生成AIや相変わらずの私のポンコツなイラスト、そしてフリー画像などで構成していきたいと思っています。

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