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私の大事な持ち物たち

こんにちは、早苗です。
前回のユニクロ応募の投稿後に複数の方から応援のメッセージをいただきました。外資系の方がいいのでは、国連などの機関の方がやりたいことができるのではなど親身なアドバイスもいただき、心より嬉しく思います。


さて、今回の投稿ではインスタグラムではなかなか書くことができないプライベートな内容を思い切って綴りたいと思います。

これを書いている日の朝、95歳の祖父が亡くなったと母から連絡を受けました。老衰であり苦しみのない最後だったときいてほっとしたと同時に、後悔の気持ちが出てきました。祖父は2019年に腰を怪我して介護が必要になり、 それ以降ケアホームで生活をしていました。私が2020年11月-2021年2月の間日本に帰国していた際はコロナウィルス の影響で面会が許されなかったのですが、次の正月には会えるだろうなどと気軽に思っていました。今思うと、なぜケアホームの扉越し面会やビデオ通話など両親にお願いしてしておかなかったのかと心から悔やんでいます。

祖父の死を受け、自分の老後や死についても考えるようになりました。
そのうちの1つが、私にとって大事な持ち物とはいったい何だろうということ。私が歳を取ってケアホームに入る際に持っていきたいもの、災害のときに必ず持って逃げたいもの、死ぬまで大事に持っておきたいような持ち物はなんだろうと。祖父の死から学んだことを記録しておきたく、今回の投稿では私にとって一番大切な持ち物をご紹介させてください。

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写真:私の実家の前の海。真ん中の船は祖父のもの。85歳くらいまでは毎朝釣りに行っていました。認知症が入ってから海に出れなくなり、一気に元気がなくなったことを覚えています。

私が死ぬまで持っていたい大事な持ち物たち
真剣に考えてみた結果、どうも私にとって大事なものは大きく2つに分けられるようです。1つは思い出を記録するためのアイテムたち、もう1つは誰かからもらったアクセサリー類です。それぞれご紹介させてください。

大事な持ち物1:思い出を記録するためのもの
以下の写真が私の思い出を記録してる大事なアイテムたちです。簡単ですが1つ1つ解説していきます。

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1. アルバム(写真左):
私はA4の紙に写真を貼り付け、クリアポケットを入れてバインダーをアルバム代わりにして使っています。暖かい飲み物を飲みながらこのアルバムをめくり楽しかった思い出を振り返ると、とても幸せな気持ちになれます。

2.日記(写真左から2番)
祖父の死をきっかけに最近始めた5年日記。楽しかった思い出を覚えておくためにこれからは1行でもいいので毎日日記をつけていく予定です。この日記にはイギリスの小説家ジェイン・オースティンの名言がすべてのページに書かれていて気に入っています♪

3. To do リスト(写真真ん中下)
私は2011年からto doリストをつけています。やってみたいこと、行きたい場所、欲しい物などランダムに記載しています。「いつかこれをやってみたいなぁ」と思いながら書いた願いが何年か後に達成されるととても嬉しいです。手帳ケースはkate spadeを使っています。

3. チケットブック(写真真ん中上)
映画館、美術館、飛行機などのチケット、レストランの名刺など思い出のものをランダムに貼ったノートです。

4.プリザーブドフラワー(写真右)
プレゼントでもらったのですが、受け取った時の嬉しかった気持ちがこれを見るたびに蘇ります。

大事な持ち物2:もらったアクセサリーたち
誰かいただいた物はアクセサリー以外にもあるのですが、なぜかアクセサリーはその中でも特別大事に感じられます。母からのお下がりの十字ネックレス、2番目の弟から誕生日にもらったティファニーネックレス、夫のOlleから初めてもらったプレゼントのスウェーデンダーラナホースのネックレス、そしてプロポーズの際にもらったエシカルダイアモンドのネックレス、祖母のお下がりの真珠の一連ネックレス、母からもらった真珠のロングネックレス、10年前に亡くなった母方の祖父からもらったお金で買った時計、昨年弟たちからもらった結婚祝い金で買った指輪、祖母からもらったお金でかったかんざしなどこれらは私の一生の宝です。

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写真:私の宝ものアクセサリーたち

楽しかった思い出たちが私を幸せにする
以上、私が死ぬまで持ち続けたい大切な物を紹介させていただきました。今回の祖父の死を受けて私が学んだことは、私を幸せにするものは楽しい思い出や経験、大事な人からの贈り物だということです。大学生のときに奮発して買ったブランド財布でも、ずっと欲しくてやっと手に入れた値がはるバッグでもありませんでした。

今この瞬間の幸せなときを大切にして、幸せだった瞬間を忘れないように記録すること。そうすることで、祖父のように将来認知症になってしまっても、ケアホームに1人で入居しなければいけなくなっても、今まで過ごした楽しかった出来事たちが私をずっと幸せにしてくれるのではないかと考えています。そう思うと、思い出を忘れないようにする努力は大変意味のあることに感じられます。

葬式にも参加できず後悔ばかりがつのりますが、死ぬ10年前ほどから大好きな釣りにも行けず、認知症で誰が誰なのか思い出せなくて会話ができず、思い出しても耳が遠くて会話に入れず、腰を痛めて車椅子生活になり家族から離れて生活を余儀なくされ、コロナで最後の正月に帰省できなかった祖父。そう思うと、久しぶりの自由を存分に楽しんでほしいと心から願います。

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写真:祖父がいつも座っていたお気に入りの場所。ここで毎日愛犬の花と座りながらタバコを吸っていました🌸

END