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お薬カレンダー

実用

「お薬カレンダー」というモノがある。
お若い方々にはまだなじみは無いかもしれないが
ある程度高齢になってくると日々お薬を飲むようになってきて
それとともに
今日の昼の分飲んだっけか?(時には昨日の昼の分)(汗
ナンてことはあるあるなので
今どきの高齢者の家には大体装備されているアイテムである。
このお薬カレンダーを初めて導入した時はまだ1日1錠だったので

7個つながったプラスチックのケースだったが
なぜかいつ見てもこれが満杯で
「あれ、おじいちゃん、さっき薬飲んでたよね?」
と思ったら・ナンと
飲んだ瞬間に自分で補充していたのだ。(笑えない)
これじゃあ飲んだか飲んでないかわからなくなるじゃんよー!!
自分で補充しちゃダメ!と、キツく指導した。
高齢者のあるあるにはその他に
「今日は何日の何曜日?」があって、ですね。
特に、お薬の都合で言うと「何曜日」が重要なのである。
それなら普通にカレンダーを見ればいいのじゃないの?
いやいやいや
カレンダーだけでは今日が何日なのかはわからなくて
毎日日にちの数字に×を付けていく方もいるようだが
付け間違いはあるワケで。
それじゃあ日めくりなら、と思わせて
めくり忘れるとか余計にめくってしまうとか、ですね。
そこで、イマドキは便利な「デジタル日めくり」なるモノがありまして
これは自動的に毎日律義にその日の年月日と曜日を表示してくれる
のだが
日にちと曜日の他に年号だの時刻だの気温だの湿度だの
高齢者を惑わす数字・文字情報が盛りだくさんで。
ネット上、頑張って探して探してようやくの事
日にちと曜日が許せるくらいの大きさの製品を見つけて購入した。
やがて
お薬の種類と数は加齢とともに順調に増えていき
小さなケースでは入りきらなくなったので
壁掛け式の「お薬カレンダー」に。

これって、空になったポケットの隣・次のを飲めばいいでしょ?
ところが、透明なポケットに透明な薬の袋なので

これがちょと高齢者には混乱して見づらいのですな。
というワケで
薄い半透明のプラスチック板を切って「マーカー」を作って

ポケットに入れるようにしてみた。
これなら今日はこの列の薬を飲む、とわかりやすい。
「これ、わかりやすくていいわあ」(利用者の感想)

というワケで
わが家のお薬カレンダーは
日にちと曜日が大きな文字でよく見える「デジタル日めくり」とともに
ウチの高齢者のお薬ライフのお供となっているのである。
カレンダーがあるからと安心してはイケナイし
お薬カレンダーがあるからと安心してはイケナイし
お薬カレンダーにお薬を入れてあげたからと安心してもイケナイ

お薬は ごくんと飲むまで 見守って

ちなみに
このお薬カレンダーに

日にちと曜日が大きく表示されるデジタルカレンダーが実装されればありがたいが
少なくとも曜日が、例えば光るようになっていれば
うるう年だろうと曜日の順は変わらないので
実用的なのではないだろか?

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