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ロアルド・ダールを読んで

昨年末に慌てて観に行った「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」。時間が合わず吹き替えで観ることになってしまったが、すぐに後悔することになる。ウォンカ役のティモシー・シャラメが歌って踊っているではないか!! あー字幕で観るべきだった…。



少しの悲しみを抱えながら小説を読むことにする。ロアルド・ダールの
「チョコレート工場の秘密」と続編の
「ガラスの大エレベーター」
もちろん評論社から出版されている、柳瀬尚紀氏による日本語版で!!



どうしてもジョニー・デップを思い浮かべてしまうので、物語がサラサラと流れて行ってしまう感じだった。でも「ガラスの大エレベーター」は初めて読んだので、チャーリーたちに起きるハプニングの数々に笑い、話のスケールの大きさに驚いた。

巻末の訳者あとがきで柳瀬さんの翻訳に対するご苦労が記されている。チョコレート工場ではウンパルンパ(本ではウンパッパ・ルンパッパ人)が歌っている歌は脚韻を踏んでいるそう。私が読んだこの本も日本語で脚韻が踏まれている。それ以外にも名前や言葉についての記述があり、とても興味深く楽しい内容だった。
原書が読めるのなら、新しい発見と感動があるに違いない。
でも到底それが自分に訪れるとは思えない(笑)。

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